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2006平和への結集の訴え part4/5

(4)平和共同候補・平和共同リストの実現を

 現在の小選挙区制は、国民の多様な意思を正確に代表に反映させないという意味で、極めて問題の大きな制度です。しかし、すぐに選挙制度の改正がなされる見込みがない以上、現在の仕組みで選挙戦を戦わなければなりません。  2004年の参院選のとき、沖縄で実現した(民主党、社会民主党、日本共産党、沖縄社会大衆党)平和統一候補のようなやり方を、衆議院では各地の小選挙区で、参議院では各地の地方区で追求しましょう。できれば、全国で平和共同候補擁立が実現して欲しいと思います。  もう一つの目標は比例選挙区の協力です。票割りは困難ですが、日本共産党、社会民主党、市民派無所属などまで含めた、比例部分での共同リストなどを形成することができれば、単独では当選できない小グループからの立候補者にも、当選の可能性が生まれます。  こうして、各政治グループが、それぞれの政策的独自性を保持したままでも、暫定的な共通政策を協定し、暫定的な代表を置き、統一的な名称を付ければ、より多くの票を得ることが可能になるのではないでしょうか。旧来の言葉でいえば統一戦線であり、近年の言葉でいえばイタリアの中道左派連合「オリーブの木」方式に近いものです。例えば、その統一名称として、平和憲法を守る政党の枠を超えた連携という意味で、「平和連合」という名称も考えられます。  「オリーブの木」においては、全小選挙区で共同候補を擁立し、比例区ではこの連合の下で各党が戦い、政権を取りました。この方式で「平和連合」を形成することも考えられるでしょう。

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