2014年都知事選挙についての考え方

2012年都知事選挙の宇都宮健児候補は一部から革新統一候補と呼ばれました。私もそれを望む立場にあります。ただ、これはひとえに宇都宮さんという人物ゆえに各党が候補者を立てなかった結果に過ぎません。

5.3松戸憲法集会のような超党派の運動を下敷きに、広範な市民と政党(民主・共産・新社会)が統一政策を作り、市民と政党が選対を作って臨んだ2006年松戸市長選挙などの事例とは、まったく実質的枠組みが違います。

統一の枠組み作りの運動を何ら実践せず、選挙間際に外野で勝てる統一候補についての評論を行っても力がありません。各者各様の推薦候補が出てまとまらないのは当然。

来る都知事選を最悪の安倍政権を打倒するための機会にしようという考え方がありますが、都知事選はその1つに過ぎません。反基地の強固な民意がある沖縄にあって、仲井眞氏のようでない知事が誕生することで、そうした民意が生きてきます。決め手は圧倒的な民意なのです。

オリンピックにしても、圧倒的な反対の民意を創出しないことには、いくら都知事の政策に反オリンピックがあっても実現しない。ただ、せめて選挙政策には野宿者の追い出しを防ぐことを盛り込んでほしい(http://youtu.be/FUx5KuZ8i_s?t=10m12s 3年前、隅田川沿いの生活拠点から追い出された野宿者が水死体で発見)。
「勝てる選挙」と圧倒的な民意を創り出すための運動のバランスを考慮しなければなりません。前者ばかりを重視すると、後者の運動が遅れを取り、決定的に取り返しのつかない事態を招きかねません。今後の運動はすべて、特定秘密保護法の制定過程、阻止できなかった過程から要請されるように、民主主義を確立するという運動と不可分です。1万人規模が大規模集会とされるこの国の民主主義はあまりに脆弱です。選挙を運動の中に位置付ける必要があります。
2012年宇都宮選挙の枠組み(統一性)は不十分であるものの、ほかに政策、人物、知名度の要素を総合的に吟味した上で、宇都宮さんが現時点で最善の候補であると考えます。

従って、私は現時点で宇都宮さんを推しますが、宇都宮さんが推す候補も尊重したいと思います。

2013年12月27日

太田光征

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