共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」
8月 4th, 2009 Posted by MITSU_OHTA @ 15:38:11under 一般 [1275] Comments
※ 賛同募集中です。下記アドレスまでお知らせください。印刷用ファイルに賛同署名欄をつけましたので、ご活用ください。
※ 2010年9月4日 民主党の斎藤勁衆院議員に共同声明を自治労会館であった講演会で手交。
※ 2010年7月3日 渡辺治氏(一橋大名誉教授、九条の会事務局)に共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」を同氏講演会で手交し、九条の会として定数削減反対運動にも取り組んでいただくように要望。
※ 2010年7月1日 民主党の枝野幸男幹事長に千葉県JR松戸駅前で共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」を手交。
※ 2010年6月22日 民主党の樽床伸二国対委員長に千葉県JR松戸駅前で共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」を手交。
※ 14日から15日にかけて、政党幹部・衆院選候補者41名、新聞社・テレビ局13社27部門に声明文と賛同者・団体リストを郵送しました。
※ 13日に野党記者クラブで記者会見を行いました。新聞社・テレビ局の皆さん、是非報道してください!
※ 11日に民主党の岡田克也幹事長に千葉県松戸市で声明・署名文書を手交しました。読んでくれそうにない様子でしたが…
「平和への結集」をめざす市民の風、川崎けい子(映像ディレクター)、櫻井智志(社会思想研究者)、古屋泰(日本語教師)、鶴田満彦(中央大学名誉教授)、紅林進(政治の変革をめざす市民連帯・世話人)、田島隆(ひとミュージアム上野誠版画館 館長)、平山基生(沖縄・日本から米軍基地をなくす草の根運動運営委員長)、石垣敏夫(埼玉県平和資料館を考える会 世話人)、彦坂諦(作家)、原田伊三郎、さとうしゅういち(女性と政治キャンペーン広島事務局長、民主党員)、田中純子(自営業)、浅田明(Freelance Mathematician)、浜野研三(関西学院大学教授)、林田力(『東急不動産だまし売り裁判』著者)、成見暁子(弁護士)、大津留公彦(ブロガー)、谷口信弘、酒井 信(日本図書館協会監事)、斎田直実、宮島康子(会社員)、永野 勇(市原市民)、荒井理美(自営業・祝島自然の権利訴訟原告)、佐々木耕作、佐伯昭夫(自営業)、宮坂貫司、田口ひろこ、東本高志(市民)、大脇友弘(障害者施設所長)、わしお由紀太(日野−人権・環境・平和の会)、石原将彦、長尾 昭、阿久津孝志、阿久津綾子、太田光征(松戸市民)、末次圭介(大学院生)、とみ新蔵(劇画家)、鈴木雅子、林伸子(アルバイト)、ひきこもり九条の会、田中学(自営業)、松田一樹、安田晶子、寺尾光身(元理系教員)、河 合知 義(広島市民)、紺野茂樹(哲学者)、青崎百合雄(カトリック町田教会)、へいわとふくしを見つめる会、杉山百合子、藤野龍一、井上裕子(みどりの未来会員)、中村和雄(弁護士)、片山貴夫(マスカットユニオン)、林真由美(弁護士)、本田幸子、加藤和博(市民)、鞍田 東(福島県いわき市市民)、日下部信雄(作ろう! 平和を 流山市民の会)、神谷扶左子(ピースキャンドル@鎌倉)、児玉昌己(久留米大学教授 政治学者)、タムラシゲアキ(つとめ人)、島村輝(フェリス女学院大学教員・日本社会文学会代表理事)、永戸千草(三重県鈴鹿市民)、吉岡章子、大富亮(チェチェンニュース)、上田正雄(会社員・NPO法人代表)、安藤洋(「永世中立宣言」運動センター(準備室))、千葉高教組東葛支部「ひょうたん島研究会」、平野慶次(京都市民)、石井明美、きくちゆみ(著作・翻訳家/環境・平和活動家 )、野村修身(工学博士)、上野恵子、しまざき英治(三鷹市議会議員)、かしもと けいじ(憲法を生かす会・八尾)、田辺欽也(山梨平和を語る会)、丹羽雅代、鷲尾峻一、柴田弘武(郷土教育全国協議会会員)、布施哲也(清瀬市議会議員)、柴山健太郎(労働運動研究所常任理事)、福本卓道(尺八演奏家)、遠藤富美夫(自営業)、遠藤真知子(主婦)、遠藤数馬(学生)、遠藤小夜(学生)、西岡なつゑ(無職)、高柳美知子(“人間と性”教育研究所長)、カネダ(ブロガー)、青 英権(作曲家)、松宮光興、村田由彦(ジュマ協力基金共同代表)、田口則芳(百姓)、ベースケ(ブロガー、自称アーティスト、ヘタレ左翼活動家、団体職員)、矢野芳宏(元都立高校教員)、くまがいマキ(劇作家)、奈良本英佑(教員)、義村玉朱(日本共産党尼崎市議会議員)、萩尾健太(弁護士)、豊島耕一(佐賀大学教授)、谷島光治(アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会)、佐々木有美(ビデオプレス)、根津公子、西中誠一郎(ジャーナリスト)、石嶺和宏(市民)、荒木健次(年金&アルバイト)、石野恒雄、高野ゆう子、阿部基治(9条の会おおがきスタッフ)、八重樫好(年金&アルバイト)、村岡到(政治の変革をめざす市民連帯事務局長)、手塚弥太郎、かないたかこ、毛利子来(小児科医) 、野上慶一、岩崎信彦(神戸大学名誉教授)、辻 新一(全石油昭和シェル労組 本社支部執行委員)、林克明(ジャーナリスト)、高橋祐吉(専修大学教員)、古谷友朗、小浜健児(中学教員)、KITAJIMA(KITAJIMAのお絵かき研究所)、非国民通信(ブロガー)、平野 毅、島本保徳(西日本NTT関連労働組合副執行委員長)、古川博資(憲法サークル代表)、こたろー(独立行政法人職員)、Kenji Matabe、藤原正樹(校正者)、比企秀一(元教員)、金子康子(無職)、平野智子、吉野一彦(クリニカルラボ御影 整体院院長 )、木村幸雄、木村厚子(岐阜県)、pepita(契約社員)、山本友子、山本進、小泉章夫(札幌市民)、松本紀子(無職)、渡瀬慎一郎(会社員)、小笠原俊文(日本の市民)、樋渡由江、永瀬ユキ、豊田義信(辺野古裁判、安保無効訴訟、祝島裁判原告)、戸田清(長崎大学教授)、中田妙佳(僧侶)、ブログ春夏秋冬、宮腰直子(弁護士)、柴垣和夫(東京大学・武蔵大学名誉教授)、西崎敏男、西崎敦子、大谷康夫(自由業、省エネ支援技術者)、今村光纓、島田 広(弁護士)、山崎秀俊(北海道合同法律事務所・事務職員)、田中直子(大阪府豊中市民)、磯辺文雄(シャキット富山35・政治参画プロジェクトリーダー)、パンドラ(護憲+リアル賛同人)、田悟恒雄(リベルタ出版代表)、荻原義雅(自営業)、毛利勇二(アルバイト)、増田都子(東京都学校ユニオン委員長)、北野弘久(日本大学名誉教授)、石田玲子(主婦)、近藤ゆり子、二見孝一(みどりの未来会員)、岩崎美枝子(市川市民)、南條恵津子(大学院生)、佐藤真理(弁護士)、塩島麗子(東京都民)、久保田潤(みどりの未来会員)、山下けいき(大阪府茨木市議会議員)、鳰川 静(市原市民)、山崎弥生実(フリーランス)、向井雪子(志木市民)、プレカリアート(アフガン・イラク・北朝鮮と日本)、崎山比早子(医師)、校條均(獣医師)、辻 信一(明治学院大学教員)、松田博(大学教員)、島村正博(今村君の友人)、永井直子(日本語教師)、松澤敏彦(教員)、稲垣 豊(ATTAC Japan(首都圏))、松尾憙澄(非戦GameProducer・アースデイ・BE-IN)、LOVELINK(S.B.C)、龍眼、阿部久美子(会社員)、渡邉りよ、千葉卯京(平和への大結集・千葉 幹事)、えんぴつネットワーク、田口房雄、井黒 豊(教員)、井黒 史(保育士)、安藤純義(教員)、綿引孝夫(千葉県市原市民)、練金術師(週刊金曜日練馬読者会)、手塚弥太郎(前栃木市議会議員)、長尾 昭、鈴木孝雄、ぴーこ(憲法9条をまもる 平和共同かながわ 事務局)、山本純生(純アヒムサ会 主宰)、奥山たえこ(杉並区議会議員)、吉良歳月(活かせ9条松戸ネット会員、常盤平9条の会会員)、澤功、渡辺華子、日本国憲法第99条の会@mixi、岸野美奈子、安田晶子、田崎 透(相模原市生活と健康を守る会副会長)、大山美智子(弁護士)、野本ゆかり、箱山富美子(藤女子大学教員)、田場暁生(弁護士)、野口清人(信州の教育と自治研究所所長・ひとミュージアム)、乾 英俊(信州の教育と自治研究所)、藤井 醇(フリーカメラマン・ひとミュージアム)、鹿山邦夫(美術教師・ひとミュージアム)、轟 博子(信州の教育と自治研究所)、馬場 修(川中島九条の会)、山田定安(川中島九条の会)、板倉弘実(川中島九条の会)、橋本 博(元大学教員)、前田惠子(憲法を活かす市民の会 やまぐち)、竹村英明、吉岡滋子、吉川ひろし(千葉県議会議員)、KY生(一人PACEの会)、谷野隆(アジェンダ・プロジェクト)、古賀健二(元DJの現在ハロワ通い)、池邊幸恵(平和のピアニスト)、木村公一(日本バプテスト連盟福岡国際キリスト教会牧師)、田川英信(東京自治労連役員)、浮田久子(平和の白いリボン行動・藤沢代表)、篠原茂弥 (憲法を生かす会・松戸)、佐藤真喜子、渡辺美穂子(役者、「在日の慰安婦裁判を支える会」、「日本熊森協会」会員)、原 秀介、結柴誠一(杉並区議会議員)、新城せつこ(前杉並区議会議員)、栗原君子(新社会党委員長)、林多恵子(茅ヶ崎市民)、本多三郎(大阪経済大学教授)、伊東律子(「賞味期限切れのかぼちゃ」)、野村民夫、久野秀明(自衛隊イラク派兵差止訴訟原告)、松村紀之、勝連夕子、汐待和子(画家)、杉山三枝(柏市民)、木村 朗(鹿児島大学教員)、筒井雪江(主婦)、憲法を生かす会・松戸、平岡あきお、石井宏和(教員OB)、吉田暁(武蔵大学名誉教授)、島あけみ(鍼灸師・シャンソンシンガー)、佐藤昭夫(早稲田大学名誉教授)、田辺伸、日隅一雄(弁護士)、笠松健一(弁護士)、内田ひろき(柏市)、酒井徹(名古屋ふれあいユニオン運営委員長)、鈴木和子(主婦)、金井多賀子、みち子(千葉市民)、田中昭(社長公選制導入を進める組合費無料の新型労組 平等 世話人)、松田敏、西田照見(立正大学名誉教授)、樽美政恵(ふぇみん婦人民主クラブ東淀川支部代表委員)、曽根原鈴美(パート社員)、堀 考信(三島市会議員)、Jun(年金生活者)、福田秀志(子どもと教科書兵庫県ネット21事務局長)、高田 健(許すな!憲法改悪・市民連絡会)、金子サトシ(市民ビデオジャーナリスト)、中井智大(大学生)、龍川美紗子(日本語教師)、小岩陵右子(無職)、豊川節子(無職)、小山田英子(主婦・ヘルパー)、小山田江(事務員)、匿名の方26名 (順不同、計311)
「平和への結集」をめざす市民の風では、共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」を作成し、広く個人と団体に賛同を呼びかけることにしました。
期間が短くて済みませんが、賛同署名を8月11日まで1次集約し、総選挙の公示前に各党・メディアに届けたいと思いますので、よろしくお願いします。賛同署名はその後も9月30日(第2次集約)まで受け付けます。署名期間を当面延長しますので、引き続きよろしくお願いします。
賛同いただける場合は、下記事項をjoin@kaze.fmまでお知らせください。FAXの場合は、020−4666−8281まで。
共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」に賛同します。
個人名(ハンドル名OK)または団体名:
肩書き:
お名前公表:可・不可
http://kaze.fm/documents/teisusakugen_seimei.pdf
[転送・転載歓迎]
共同声明「国会議員の定数削減に抗議する」
2009年8月4日民主党は、7月27日に発表した衆選マニフェスト(政権公約)のなかで、「ムダづかい」削減のために衆議院比例区議員の定数80削減を提案した。
自民党でも、定数削減を政権公約にしている。しかし、国会議員の定数削減は、議会制民主主義のもとにおける有権者の多様な意思の表明を困難にし、民主主義の精神を踏みにじるものであり、我々はこの提案に強く抗議する。
1. 議会制民主主義のもとでは、広範な市民の多様な意思をできるだけ的確に議会に反映させること、従ってまたこのための仕組みが極めて重要である。
2. このためには、然るべき人数の議員が必要である。
現在の衆議院の定数、480人は決して多すぎるものではない。
現在の選挙制度が発足した時には500人であったが、その後削減されている。3. ヨーロッパの主要国(独、英、仏、伊)では、人口は日本の2分の1から3分の2であるが、下院議員の定数は600人前後である。
人口10万人当たりの定数は、独で0.74人、その他では1.0人前後である。
これに対し、日本では0.38人と極めて少ない。4. 米国の連邦下院議員定数は、435人と少ないが、独特の大統領制である、州の権限が強い連邦国家であるなど、政治制度が日本と著しく異なっており、比較の対象にするのは適切ではない。
それでも、米国の議会予算は日本より大幅に多い。5. 定数削減の目的は、これまで、民間のリストラ、国の行政改革に対応して、国会も人員、予算の節約を図る必要があるため、といわれてきたが、今回「ムダづかい」削減による財源確保が目的、とされている。
しかし、国権の最高機関である国会の議員の在り方を、民間や一般公務員と同じように論ずることは基本的に間違っており、特に議員定数の一部を「ムダ」とみなしてその削減を財源確保の手段としていることは、到底容認できない。
定数削減の結果、国会がまともに機能しなくなったら、民主主義が衰退してしまうことを無視している。6. このような危険を冒してまで議員定数を削減しても、それによる予算節約はそれほど大きいものではない。
国会の予算は、国会図書館を除くと約1,100億円である。(この他、政党助成費が321億円ある。)
これは、一般会計予算の0.12%であり、この一部を削減しても予算の1万分の1から2程度である。
因みに、米軍へのいわゆる「思いやり予算」は2千数百億円に上る。また、F−15戦闘機は一機100億円、F−2は120億円である。
もちろん予算節約の努力は必要であるが、他方、国会の基本的な任務遂行に必要な予算は、民主主義のコストとして負担すべきである。7. 定数削減は、比例区の定数削減として提案されているが、この提案には、民意をより正確に反映する比例区の定数を削減し、最終的にはこれを無くして、完全な小選挙区制に変えてしまおうという意図が窺われる。マニフェストには「政権交代が実現しやすい選挙制度とする」と記されているからである。
ただし、専門家によると、小選挙区制では政権交代が起きる可能性が高い、ということは明瞭とはいえない。8.小選挙区制には問題があることは広く知られているにも拘わらず、選挙制度の在り方について公に議論しないまま、定数削減によって完全な小選挙区制へと実体を変えようということは、極めて不公正、不当な政策であるといわざるをえない。
9. 小選挙区、2大政党制は、統治する立場からは好都合といわれているが、市民の立場からは、多様な民意を的確に反映させることにはならず、不公正である。
有権者の意思を的確に反映させるためには、少数政党への投票をも尊重する比例代表制を基礎とした制度が絶対に必要である。10. このように大きな問題があるにも拘わらず、定数削減という方針が尤もらしく聞こえ、一定の支持を得ているのは、ろくに仕事をしない議員が多すぎる、世襲議員が余りにも多い、などのためであろう。
この状況を改めるのは、定数削減ではなく、望ましくない議員を落選させ、真っ当な人物を選ぶことである。11. 参議院議員の定数については、今回は触れない。参議院の在り方を議論する過程で慎重に検討すべきである。
衆参合わせて何割削減などという粗雑な議論は、問題外である。以上の理由により、我々は国会議員の定数削減という政策の撤回を強く求める。
「平和への結集」をめざす市民の風
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