宇都宮けんじさんを支持します
誰も彼もがカネだけに溺れ
ニヒリズムに甘んじているわけじゃない
苦しくつらい暮らしの中でも
理想と希望と展望と
「三つの う」を
胸の奥でたやさずに
生きていたい
にんげんは
それほど虚しい生き物ではないはず
もしあなたのとなりに挫折している人々がいたら
「弱くて弱くて弱い奴ら 負けるな」
そうつぶやきかけたい。
大衆は、時に自らを虐殺する指導者を絶賛するという倒錯行為に恍惚とする。
石原慎太郎は、福祉を切り縮め、都立病院を次々と統廃合させた。都民の安心を奪い、人々を生き難くさせて切り詰めたお金は、都市再開発や道路建設に回され、石原慎太郎が旗を振るオリンピック誘致や新銀行に放蕩のカネをばらまいた。
石原慎太郎によって、教育現場は惨状を極めた。民主主義教育を破壊し、強制と強要と分断を横行させた。教師たちの人間的誇りを踏みにじり、労働災害として、精神疾患に追い込まれ、良心的教師が教壇を離れていった。子どもたちは競争に追いやられ、人間的な感性が阻まれた教室には水面下でいじめが横行して人心は荒れすさんでいった。都立大学は首都大学東京へと破壊されてしまった。
石原慎太郎の思いつきと独善、押し付け、決め付け、他者を命令・服従の対象としか見ることができない貧困な想像力、剥き出しの偏見と差別意識、公私混同、乱暴な言葉――それらが多くの人の心を傷つけ、公正と公平を貶め、排外主義を助長し、弱い者をさらに追い詰め、社会を荒廃させた。
2011年3月11日の東日本大震災と福島原発事故。原発に依存する暮らしのあり方、社会のあり方があぶりだされた。。福島にある原発から生まれた電気は、東京など、首都圏に送られ使われている。震災と原発事故直後に石原慎太郎はこう発言した。
「津波をうまく利用して、我欲を洗い流す必要がある。これはやっぱり天罰だと思う」。
石原慎太郎は、原発事故による未曾有の被害が徐々に明らかになり、おびただしい人々が避難生活を余儀なくされているとき、市民の間で広がり始めた脱原発運動を罵倒しつづけてきた。
石原慎太郎は、東京都政とは何の関係もない尖閣問題に火をつけた。今まで外交的に中国と日本との間で矛盾を解消させていた尖閣列島をよりによって東京都予算で買い占めることを宣言、野田総理はそれを国家が買うと後を受け取った。中国が領土問題に対して日本が国家意志として、中国侵略へ乗り出したと受け取らせるような蛮行を行ったのが、石原都知事である。両国の関係を極度に悪化させ、経済を大混乱させたのである。その挙句、何の責任も取ることなく、知事職を放り出した。知事をほおりなげても、石原慎太郎はもっと危険な保守の右翼的再編を試み、橋下徹氏が立ち上げた「日本維新の会」の代表に収まり、国政全般を右翼化し民主主義憲法を投げ捨て軍国主義憲法作成の野獣的野心を公然とさせた。退職した都知事石原慎太郎を批判するのは、そのような見通しゆえであり、個人的に石原個人について知る者ではない。
そのような東京都の惨状に、宇都宮健児氏を都知事候補として擁立した「人にやさしい都政をつくる会」は、四つの政策要項を提示した。宇都宮けんじ(健児)氏は、自ら貧困な育ちの中から貧しいひとびとや苦しみに悩むひとたちに共感し、自らの弁護士活動という職業そのものにおいて、人間的なきわめて人間的な親しみと温かさと信念と優しさとにあふれた人格であることに私は感銘をもっている。
? 護憲
日本国憲法を尊重し、平和と人権、自治、民主主義、男女の平等、福祉・環境を大切にする都知事である。
? 脱原発
脱原発政策を確実に進める都知事である。石原知事は、原発問題を「ささいな問題」と呼んだが、冗談ではない。東京都民は福島原発からの電気の最大の消費者であり、東京都は東京電力の最大の株主だ。福島原発事故の結果、豊かな国土が長期にわたって使えなくなり、放射能汚染による被害は、むしろこれから顕在化する。原発事故と闘い、福島をはじめとするこの事故の被害者を支えることは東京都と都民の責任である。これまで原発推進政策を推し進めてきた政官業学の原子力ムラと闘うことは、この国の未来を取り戻すことである。政府、国会、経産省、東電を抱える東京での脱原発政策は、国全体のエネルギー政策を変えることになる。
? 学ぶ喜びの教育
石原都政によってメチャメチャにされた教育に民主主義を取り戻し、教師に自信と自律性を、教室に学ぶ喜びと意欲を回復させる都知事である。
? 脱貧困・反格差
人々を追い詰め、生きにくくさせ、つながりを奪い、引きこもらせ、あらゆる文化から排除させる、貧困・格差と闘う都知事である。
このような政策をもとに結集した40人のひとびとは以下のかたがたである。
赤石千衣子
雨宮処凛
池田香代子
稲葉剛
上原公子
内田雅敏
内橋克人
宇都宮健児
大江健三郎
岡本厚
荻原博子
奥平康弘
海渡雄一
鎌田慧
河添誠
北村肇
木村結
小森陽一
斎藤駿
斎藤貴男
早乙女勝元
佐高信
佐藤学
澤田猛
澤藤統一郎
柴田徳衛
品川正治
杉原泰雄
高田健
俵義文
崔善愛
辻井喬
暉崚淑子
寺西俊一
中山武敏
西谷修
堀尾輝久
前田哲男
山口二郎
渡辺治
以上40名
そのような中から、「人にやさしい都政をつくる会」は着々と実績を積んで、宇都宮健児氏を擁立した。
一方会としても、メディアとして、ツイッターやフェィスブックなどにも取り組んでいる。
■人にやさしい東京をつくる会
◇事務所所在地
〒104-0061
東京都中央区銀座6-12-15 COl 銀座612ビル7F 東京市民法律事務所内
◇公式サイト
http://utsunomiyakenji.com
◇公式ツイッター
https://twitter.com/utsunomiyakenji
◇公式フェイスブック「宇都宮けんじ」
http://www.facebook.com/utsunomiyakenji
◇公式フェイスブック
「宇都宮けんじさんと東京を変える100万人サポーターズ」
http://www.facebook.com/utsuken.supporters
◇公式ユーストリーム(動画中継サイト)
http://www.ustream.tv/user/utsunomiya_kenjiTV
私は、メーリングリストに次の投稿を寄せた。
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宇都宮けんじさんへの期待と私見
宇都宮健児さんが、日弁連会長の頃から存じ上げておりました。「週刊金曜日」編集委員を務められるようになって幅広い行動性に関心を持ち始めました。
ウィキペディアで検索して、宇都宮さんが暮らしの不自由さと闘いながら、東大を中途退学して弁護士の仕事についたり、少年の日に、野球少年だったのに、貧しさと闘うなかで部活を諦めたりなされたことも知りました。
少しでも宇都宮さんの人となりを知らせることが、都知事選挙の運動のひとつになると思いました。グループ「私が東京を変える」でも、宇都宮さんの語り口そのものに民衆政治家の人間味、温かさを感じ、急速に親近感を覚えました。
ひとつだけ。
70年安保世代から上は間違いなく宇都宮さんの存在のスケールの穏和で重厚な真実が伝わりやすいと思います。
20代〜30代の若者や無党派層の若年層をひきつける上で、選挙運動に若手をひきつける青年運動家を同時に選挙運動に同行したらいかがでしょうか。また年齢だけでなく、その問題の研究者をスタッフとして、選挙戦から同行し、当選後はその領域の専門家をスタッフや副知事などに登用していただくことです。貧困問題の湯浅誠さん、脱原発の山本太郎さん、坂本龍一さん。そのほかにも都知事選に関心をもつ首都大学東京の宮台真司さん。浮動派層や若者層対策のひとつとしてです。同時に、教育問題のスタッフとして尾木直樹法大教授、世田谷区長の保坂展人氏。
勝手な意見を並べました。ありがとうございました。
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櫻井智志
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