共謀罪の強行採決を前にしての野党各党殿への緊急申し入れ(全野党と市民の共闘会議)

岩崎美枝子さんのメールをそのまま転載します。

岩崎です。BCC送信させていただきます。(長文ですみません。)

昨日、10/24に≪共謀罪法案≫が衆院法務委員会で強行採決されそうだという情報と、

グリンピースさんの1人からでもできる≪共謀罪阻止≫のアクションを紹介させていただきました。

私達の必死の願いと一人一人のアクションも効を奏したようです。

詳しくは、下記URLをお読み下さい。
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/863.html

また、上記URL内から保坂展人さんの最新の「どこどこ日記」に辿り着くことができます。
そこに、保坂展人、海渡雄一共著の≪共謀罪とは何か≫(岩波ブックレット)の紹介が載っています。

〜「共謀罪」ってなんだ?〜のホームページでも、沢山学べますが
http://kyobo.syuriken.jp/index.html

めまぐるしく変化する共謀罪法案の攻防や駆け引きを昼夜を分かたず、瞬時にキャッチして
私たちに知らせてくださっている≪共謀罪とは何か≫の著者のお2人です。
私も読ませていただこうと思い、注文しました。

なお、私が関わっている、≪全野党と市民の共闘会議≫でも、10/23の早朝に下記の申し入れ書を、与野党にファクスとメールにて送りました。
参考にしていただけますればと、添付させていただきます。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
? 野党3党宛て

東京都千代田区永田町1-11-1(〒100-0014)
TEL:03-3595-9988(代表) FAX:03-3595-9991
E-mail:info@dpj.or.jp

民主党代表 小沢一郎様
2006年10月23日
            
   共謀罪の強行採決を前にしての野党各党殿への緊急申し入れ
   ―議場退場、国民大抵抗運動へ―

観測によりますと、共謀罪法案が強行採決される恐れが強いとのことですが、野党各党におかれましては、本法案の廃案めざしてぜひとも頑張って頂きたく、僭越ではございますが各野党殿への申入書を個別に作成致しましたのでご査収下さい。

 野党各党は一致して共謀罪創設の採決を断固阻止して下さい。共謀罪創設の強行採決がされるならば、その時は一切の国会審議を拒否して野党各党は一致して議場を去り、院外での一大国民・市民集会に訴えてほしいと思います。
 
 共謀罪法案はその都度野党議員はじめ、国民・市民の強い反対の声で度々継続審議になって参りましたが、小選挙区制度によって国民の声が国会に正しく反映されない中、いまこそ野党と国民・市民が一つになっての反・共謀罪の一大国民運動の創生が求められていると思います。この際、全野党とあらゆる市民組織で共同しての「緊急大集会」の開催をして頂きたくここに申入れをさせて頂きます。

以上申入れ致します。
なお、同様の申入れを共産党殿、社民党殿にもファックス・メール併用で送信致しました。

 全野党と市民の共闘会議
  代表 二田水弘平
  幹事 岩崎美枝子
  幹事 中川賢俊【Kokkaiクラブ】代表
  幹事 丸山南里
  幹事 景山恵司
  幹事 藤井圭子
  幹事 原田伊三郎
 賛同者:
  「民の声」主宰 油布知則
  全野党と市民の共闘会議・会員 宮下アツシ(ライター)
  全野党と市民の共闘会議・会員 松村哲雄

連絡先:
神奈川県平塚市代官町5番10−902 
全野党と市民の共闘会議・代表 二田水弘平
電話:0463-22-4022(にたみず)
Mail:nm2t36d@nifty.com                   (※ 社民、共産両党にも同様の内容のものを送りました。)

? 自民党宛

東京都千代田区永田町1-11-23(〒100-8910)
電話:03-3581-6211 Fax:03-5511-8855
自由民主党総裁 安倍晋三殿

                       2006年10月23日

    なりふりかまわぬ自民党に抗議する
   ―共謀罪創設は自民党自壊のはじまりである―

 臨時国会が開催され、前国会で与党のゴリ押しで継続扱いとなった「共謀罪等法案」は、その後の日弁連の共謀罪等立法ワーキンググループの調査などで、これまでの政府与党の答弁に重大な嘘があることが判明した。9月14日の日弁連の意見書によれば「政府と与党が導入しようとしている「共謀罪」の規定は、わが国の刑事法体系の基本原則に矛盾し、基本的人権の保障と深刻な対立を引き起こすおそれが高い。 さらに、導入の根拠とされている国連越境組織犯罪防止条約の批准にも、この導入は不可欠とは言い得ない。よって、『共謀罪』の立法は認めることができない。」というのである。

 結論として、「国連越境組織犯罪防止条約は、もはや共謀罪の創設を求めていないことは明白であり、廃案にされなければならない。」と断言しているのである。(日弁連見解)。

 共謀罪創設の意図するところは、越境組織犯罪の取り締まりに名を借りて、その本質的狙いはあらゆる労働運動・市民運動などの国民・市民の政治活動と連帯活動への弾圧である。

 これまでの審議でもその法とも言えない粗悪なものであることを暴露されたのに、この臨時国会では、22日の衆議院補欠選挙の直後に法務委員会の通過を狙っているという観測さえされているようだが、新たに解明されたこんな致命的な欠陥を委員会で審議もしない、つまり説明責任も放棄して、直ちに採決を図るというならば、自民党は最早政党ではない。政治的暴力集団である。

 基本的人権の保障と深刻な対立を引き起こすということは、国民・市民と敵対するという事である。国民・市民を敵と見る暴力団化した組織集団に対しては、国民・市民は正当防衛の法理が許すあらゆる手段をとる権利があるという事を留保しておこう。選挙においては、共謀罪の他に政府与党が狙う右翼、反動政策の企みに賛成する政治家には投票一切をしない。それどころか、こんな外道に為り果てた「政党」は非合法化することまで要求する事になるであろう。

 今政治は政党自体が異常か正常かの塀の上を歩む事態に陥りつつある。自民党はこれで終わりでしょう。そうならないためには、廃案しかないのですよ。了

全野党と市民の共闘会議 
 代表 二田水弘平
 幹事 岩崎美枝子
 幹事 丸山南里
 幹事 景山恵司
 幹事 原田伊三郎
賛同者:
 「民の声」主宰・油布知則
 全野党と市民の共闘会議・会員 宮下アツシ(ライター)
 全野党と市民の共闘会議・会員 松村哲雄

連絡先:
神奈川県平塚市代官町5番10−902
全野党と市民の共闘会議・代表 二田水弘平
電話:0463-22-4022(にたみず)
Mail:nm2t36d@nifty.com
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
即、英気を養い、共謀罪阻止まで、波状的なアクションを続けていきたいと思っています。

私の店のウィンドーに新しく貼られたポスターの内容をお伝えして、長文を終わりにします。

「暗黒の日本はイヤだよ!共謀罪」 「共謀罪、成立させたらお終いよ!」 「共謀罪法案成立に反対します。」

10/23〜24には、県内外を走る配達用の車にも上記の文言を大きく描いた布を貼り付けてるつもりで、用意はしていたのですが、まだ実行に移してはいませんでした。実行に移さずに解決することを願ってやみません。

One Response to “共謀罪の強行採決を前にしての野党各党殿への緊急申し入れ(全野党と市民の共闘会議)”

  1. 喜八ログ Says:

    『共謀罪とは何か』…

    海渡雄一弁護士と保坂展人衆議院議員による「共謀罪反対」の立場から書かれた共著です。

    「共謀罪って何だろう?」という素朴な疑問を抱く人は、けっして少なくないだろうと (more…)

Leave a Reply