「教育基本法改定案に反対する大学人有志の訴え」にご賛同ください(転載情報)

教育基本法改定案に反対する各大学人有志の訴え

東京女子大学の竹内久顕(教育学)です

「教育基本法改定案に反対する大学人有志の訴え」にご賛同ください(転載転送歓迎)。

 教基法改定を憂慮する大学人が、各自の大学で自発的に声をあげ、ネットワークを形成し、22大学560人を越える有志が集まりました。

 また、去る11月14日(火)には「教育基本法改定案に反対する大学人有志の訴え」(呼びかけ人 内海愛子、小林正弥、竹内久顕、千葉眞)として記者会見もおこないました(15日付朝日新聞等で報道)。すでに、学会や研究団体等の多くが、教育基本法改定への反対を表明しておりますが、大学の内部で有志が学問分野を超えて署名を集めたのは初めてだろうと思います。このたびの反対アピールは、各大学の教職員・研究者等の有志が、学問分野の違いを越えて、個々の信念と大学人としての良心に従い、発したものです。現今の状勢に対して、研究と教育に対する責任を有する大学人としての訴えです。

 「大学人グループ」の同様の動きで新聞などで取り上げられたものには、北海道地区14大学や、神奈川県下大学人と横浜国立大学(神奈川新聞等で報道)があります。これらの動きの新聞報道を見ると、「大学が動いた」ということが注目されております。

 そこで、大学で研究教育に携わっていらっしゃるみなさまにも同様の動きを起こしていただくよう、提案させていただきたいと思います。方法は2つ。

(1)各大学で教育基本法反対のアピール文を作成し、署名をあつめて、このネットワークに参加する(下記【データ】1のケース)。この場合、必要な情報を竹内までお知らせいただくことで、ネットワークに加えさせていただきます。また、既に私どものほうで集約している他大学のアピール文などをお送りいたしますので、双方でネットワークを拡大していきましょう。

(2)アピール文の作成までに至らない場合、「○○大学有志」あるいは「個人名(○○大学)」として、東女大有志アピールへの支持を表明する(下記【データ】2のケース)。

教育基本法改定案に反対する各大学人有志の訴え

「東京女子大学教職員有志のアピールを支持します」いうメッセージをお送り下さい。このネットワークのはじまりが東女大アピールだったので、今のところこういう形にしておりますが、東女大以外の大学との共同アピールを出すべく準備中です。

【連絡先】  
  〒167−8585 東京都杉並区善福寺2−6−1 東京女子大学 竹内久顕研究室(教育学)
  TEL: 03−5382−6669(大学研究室)
  E−mail:takeuchi-edu@memoad.jp

【データ】
1.22大学567名の有志が、各大学等のアピール文に賛同署名しております(11月13日現在)。
*国際基督教大学(95名)、恵泉女学園大学(63名)、東京女子大学(85名)、敬和学園大学(14名)、千葉大学(15名)、横浜国立大学(31名)、横浜市立大学(14名)、神奈川県下大学人(19名)、京女9条の会(5名)、北海道地区14大学(220名、北海道大学・北海道教育大学・北星学園大学、北海学園大学等14大学)
2.東京女子大学教職員のアピールに対して、33大学45名から賛同書名をいただいております(11月10日現在)。
*明治学院大学(9名)、共愛学園前橋国際大学(3名)、帝塚山学院大学文学部(3名)。他30大学30名の個人
3.また、私たちの「訴え」に対して、「日本平和学会」会員有志63名からの賛同署名もいただいております(11月11日現在)。

【PS】本来であれば、大学以外の教育機関や市民の方々にも広げるべきところですが、2〜3名で集約や事務的作業を進めておりますので、残念ですが手が廻りません。このネットワークの動きに賛同していただける方は、それぞれの持ち場で同様の動きを作ってください。特定の誰かや団体が動かすのではなく、個人個人が主体となってネットワークを形成しつつ、共に頑張りたいと思います。

4 Responses to “「教育基本法改定案に反対する大学人有志の訴え」にご賛同ください(転載情報)”

  1. 眠り猫 Says:

     このたび、私のお遊びサイト、「ダイアスパー」にトラックバックをいただいたものですが、私は、その記事後、お遊びサイトは閉鎖し、「平和を守るために小さな声を集めよう」と言う新ブログを立ち上げ、積極的に、反安倍政権の発言を発信しています。
     そして、「平和ブロガー連合」と言う、バーチャル組織の結成を目指しています。
     詳細は、ブログ(http://heiwawomamorou.seesaa.net/)をご覧ください。
     こちらのお考えになっていることと、基本は全く同じです、野党共闘も支持します。共闘に非協力的な共産党とは喧嘩もしましたが、今は反省しています。少なくとも4野党共闘。これを目指して、2月には、ブログ連合組織を発足する予定です。できれば、私もそちらに参加するし、そちらもこちらに参加していただきたいと思います。ブログと言う、魅力もあるが限界もある、ネットからリアルへの動きを目指す運動です。是非、ご協力をお願いします。

  2. MITSU_OHTA Says:

    眠り猫さん、はじめまして

    私も、ネット上のアクションでいい共同ができればいいなと思ってきました。

    既存のメディアを無視する必要はありませんが、それらに依存せずに、私たち自身のメディア(文化、ネットワーク)を持つべきだと、ここのところ、くどく言ってきました。

    各法案ごとの反対運動など、あまりに運動課題を細分化し、「使い捨て」の手段に頼ってきたあまり、どの課題にも十分な労力を配分できず、あまり成果が残らない、ということを繰り返してきているように思います。

    あらゆる運動課題を実践するための手段として、成果がインフラとして残る、運動圏共有のマスメディア作りにつながる形の運動が、今、切実に求められているように思います。

    それをめざしているサイトもあると思いますし、私が関わっているこちら↓

    Peace Portal Program

    も、私個人としては、それを求めています。いまは平和共同候補運動の方が忙しく、力を注げませんが。

    私は、運動とは無関係の普通の市民のブログにこちら側がトラバやコメントの形で、食い込み、やがて網で覆い尽くすようなイメージを描いています。

    「個→多」のアクションを前提にすれば、数百のサイバーアクティビストで相当の仕事ができます。

    ですから、私はネット上にマスメディアを作ることは可能だと確信しています。

    「平和への結集」をめざす市民の風 は、多くの賛同人からなる団体なので、すぐに「ブロガー連合」に参加、とはなりませんから、検討させてください。

  3. Yamakawa Tomoko Says:

    「教育基本法」改正するよりも多いに活かすべきと考えます。
    「教育基本法改正法案」提出までの土台を作り上げてきた有識者の人々の活動を見てみましたら、大戦までの歴史の真実を教科書に載せたくない団体・個人が浮かび上がってきまして驚いています。
    私は、世界の中で信頼してもらえる子供達を育てる為にも、事実を事実として知ってそこからアジアや世界の人たちと交流しなければいけないと痛切に感じて過ごしてきました。
    それには、これまでないがしろにされてきた現行の「教育基本法」を活かしていって欲しいと願うものです。

  4. MITSU_OHTA Says:

    Yamakawa Tomokoさん

    改定の狙いはみえみえですね。時間がありませんが、後悔しないようにアクションをやってきましょう。

Leave a Reply