3共同代表辞任のご報告
6月3日に、運営委員会の了承により、岡本三夫・きくちゆみ・小林正弥の3人の共同代表が辞任致しました。 そして、参院選後の総会で新しい共同代表が選出されるまでは、竹村事務局長が(共同)代表代行を務めることになりました。
そこで、その理由について簡単に説明させて頂きます。
「『平和への結集』をめざす市民の風」(以下、「風」)の運営につきましては、これまで二つの考え方があり、運営委員会や総会などで議論がなされてきました。
● 完全結集論:主要平和政党(共産党、社会民主党など)が一致して平和共同候補を実現する場合のみを、本会は「平和共同候補」とみなして「風」として応援をする。
●準結集論:理想としては完全結集を追求するものの、残念ながらそれが実現しない場合には、平和憲法擁護を目指す政治的グループが可能な限りの政治的結集を実現することを次善の策と考える。
現在まで「風」全体の運営については完全結集論に基づいてなされていますが、共同代表をはじめ個々人の活動がそれに拘束されるという合意はありません。
さまざまな議論を積み重ねた結果、運営委員会では、“「風」の発展を可能に
するために、「風」としては完全結集を明確な方針として定めた方がいい”とい
う意見が強くなっています。この路線が参院選後の総会で採択される場合、選出される共同代表は、誤解を避けるために、個人としても準結集などの形の選挙に関わらないことを予め了承する方が望ましいと思われます。
これまでの3人の共同代表については、このような約束は存在していませんので、来る参院選挙で、完全結集の形以外の候補を個人として応援することは自由です。でも、そうすると、参院選後に「『風』の共同代表が、分裂選挙にコミットし
た」という批判を可能にし、今後の「風」の活動に対してマイナスの影響を及ぼ
す危険性が考えられます。
そこで、運営委員会では「この危険を回避するために、現時点で3人の共同代
表が辞任した方が、『風』の今後にとって有意義だろう」という合意が成立した
のです。これは、準結集路線支持者もそう理性的に考えて成立したもので、完全結集論に立つ運営委員が共同代表辞任を要求した結果ではありません。
以上のような理由に基づく共同代表辞任ですので、「風」の運営に混乱や支障が生じることはありません。この点はご安心ください。
これまでの皆様のご協力・ご賛同に感謝すると共に、今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。
小林正弥
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