感情投票から熟議投票へ
皆さんこんにちは。事務局の竹村です。
いよいよ参議院選挙本番です。9条護憲のため、この選挙での「平和共同候補」擁立をめざした「平和への結集をめざす市民の風」ですが、現実はご存知の通り、平和共同候補の擁立がかなわないばかりか、既存の共産党や社民党に対し比例区では9条護憲の確認団体「9条ネット」が出現するなど、護憲候補者は乱立、足の引っ張り合い・・という様相を呈しています。
このような状況を招かぬための「風」の運動だったのですが、力及ばず遺憾の極みではあります。
しかし何人(なんぴと)も公民権を有し、選挙に立候補することも、どんな人も応援することも自由です。私たちは、そのことに制限が加えられる世界こそ恐ろしいものであると考えざるを得ません。
しかし、自由な個人の自由な選択が「合成の誤謬」を生み出すことも、歴史が証明してきた事実です。小泉前総理の誕生やブッシュ大統領の誕生は、まさにその最たるものであろうと思います。
私たちはもはやこの教訓に学ばなければならないと思います。とりわけ日本の選挙制度は、衆議院では小選挙区、参議院では1人区が存在し、たくさんの死票を生み出す選挙制度になっています。比例部分もありますが、相対的に軽視されていて当選者枠は少ないため、こちらでもたくさんの死票が生まれます。
もっとも国民の意思が正しく反映する選挙制度は完全比例制なのですが、その制度から遠い日本の場合、民意を正しく反映しようとするならば、ただ思いのままに投票していてはダメなのです。
太田さんの新しい投票提案はこの問題に一石を投じる斬新なものだと思います。もちろん、今回の選挙で、これが見事に実現し・・というわけには行かないでしょう。しかし、この閉塞的な日本の選挙制度の中で「手も足も出ない」ではなく、手と足をバタバタ動かしてみることも重要では。
私自身も住んでいる神奈川の選挙区で、どういう投票がベストかを太田さんの提案を元に考えてみました。
http://blog.goo.ne.jp/h-take888/e/00b80036c4334f69d6d7c7299668b094
次には、東京選挙区、難しい千葉選挙区などを考えてみたいと思います。大阪選挙区や愛知選挙区も思案のしどころですね。
皆さんのご意見や、参議院選各地情報などもぜひお知らせください。
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