9条ネットと「風」は違う

9条ネットと「風」(「平和への結集」をめざす市民の風)を同じ団体であると誤解している人が多いようですが、別団体ですので、説明をしておきます。

9条ネットは、「護憲共同候補擁立懇談会」の一部が中心となって設立されたものと理解しています。護憲共同候補擁立懇談会のメンバーと、「風」のメンバーが中心となって、2006年に「7.7シンポ」を開催するなど、両者が平和共同候補運動を進めているのはその通りです。

しかし、比例区でどのような選挙共同の方法をとるかという点について、考え方の違いがあり、両者がそれぞれのやり方で運動を進めているのが実態です。「風」は、比例区での確認団体方式をとらないということになっています。9条ネットはもちろん、確認団体です。

先日、「風」は、2006年5月20日(土)付け「しんぶん赤旗」の論評「参院選での『平和共同候補』を求める運動について」に対する見解↓を公表しました。参照してください。

http://kaze.fm/wordpress/?p=126

しんぶん赤旗はさらに、2007年5月1日(火)付けで、「『9条ネット』とはどんな団体ですか?』という質疑を掲載し、9条ネットについて「その実態は新社会党委員長らを国会に送ろうとする運動団体」とした上で、平和共同候補運動についての上記論評の批判に言及しています。

そして、「『9条ネット』は、この『市民運動』の流れを受け継ぐものですが、どちらも新社会党の『別働隊』のようなものです」としています。ここでいう「市民運動」に「風」が含まれるのであれば、少なくとも「風」については、明らかな誤解です。

9条ネットは、共産・社民にも参加を要請しました。9条ネットから立候補予定の天木直人氏は、9条ネットとの協定で、当選後には9条ネットには縛られないこと、いわば「天木新党」の立ち上げもOKであるとの約束を取り付けたうえで、最終的な立候補予定の決断をされたと聞いています。9条ネットからは、「みどりのテーブル」の藤田恵氏も立候補予定です。

確かに9条ネットから新社会党員が立候補予定ですが、9条ネットについても、それが新社会党の別働隊であるとはいえないと思います。

太田光征

One Response to “9条ネットと「風」は違う”

  1. 氷河期世代からの反撃  Says:

    天木直人氏を支持しています。…

    no_action_letter総務省の迅速な対応

    公職選挙法第146条は以下のように定めている。
     「何人も、選挙運動の期間中は、著述、演芸等の広告その他 (more…)

Leave a Reply