参院沖縄選挙区に臨む基本的立場――日本共産党沖縄県委員会決議

河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られた方は、失礼をお許しください。転送・転載は大歓迎です。)

昨日のメールで、沖縄共産党が、4月の参院選挙(補選)で山内徳信氏、7月の参院選挙で糸数慶子さんを推薦する方向を決めた、と述べたところ、“それは本当か”“共産党の動機は何か”等のたくさんの問い合わせがありました。

それで、今日、共産党沖縄県委員会に電話し、以下の共産党県委員会の決議を入手しました。私の情報は間違っていたわけではありませんが、昨日の情報では欠落していた部分もありますので、以下に決議文の全文をを貼り付けます。共産党沖縄県委員会の御好意に心から感謝いたします。

河内謙策

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     参院沖縄選挙区に臨む基本的立場

          2006年12月29日  日本共産党沖縄県委員会

 先の知事選挙では、米軍再編をめぐる県民の世論と運動の高まりによって、「5党の共闘」、「県民的共同」が実現しました。そしていま多くの県民が参院選挙区での共闘を願っています。いっぽうで、安保や消費税など、国政の基本問題での「政策的一致」による政党間共闘の条件はありません。同時に重要なことは、沖縄選挙区ではそういう条件のもとでも04年参院選において各党が候補者との間で協定を結ぶという「ブリッジ共闘」が実現していることです。04年の時は、それぞれの党と候補者が協定を結び、それぞれの協定には、相互に矛盾する内容が含まれませんでした。例えば日本共産党と候補者との間で、革新の大義を明確にした「政策協定」「組織協定」を締結することと、他の党と候補者の間での「協定」において、その内容に矛盾する内容は含まれませんでした。国政の基本問題で一致しないという現状のもとで、県民の願いに応える共闘を実現するには、04年に実現した「ブリッジ共闘」がより現実的であると考えます。

 県知事選挙において「五党」間で新基地建設反対などを明記した「基本姿勢・基本政策」での一致が確認され、団体・個人を含めた共闘が実現しています。この共闘を持続化させ、公約の実現をめざす県民的闘いを前進させ、そのことと結んで参院選挙区での共同候補を求める世論と運動を広げることが重要です。

 そういう立場で、候補者としては7月の沖縄選挙区では糸数慶子さん、4月の参院補選では山内徳信さんを最有力候補として、県知事選で共同した政党、団体と話し合いをすすめていきます。
                                 [以上]

2 Responses to “参院沖縄選挙区に臨む基本的立場――日本共産党沖縄県委員会決議”

  1. none@pickup-keyword.com » [2007年1月10日] の注目キーワードリスト Says:

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  2. 報道基本法制定委員会 Says:

    避ける努力と逃げる勇気…

    「私は政治のことなんかなーんにもわからない人間です。何が『美しい国』やら知らない (more…)

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