2013東京都議会議員選挙――結果分析

6月 30th, 2013 Posted by MITSU_OHTA @ 23:23:58
under 選挙制度 , 2012年東京都知事選挙 , 2013年参議院選挙 1 Comment 

【7月1日訂正】 (1)の7段落目「2013年都議選から比べれば支持の回復」を「2009年都議選から比べれば支持の回復」に訂正しました。
【7月1日追加】 (2)の2段落目に「1人区を個別に見ると、民主党候補の有無に関係なく、共産党の得票率は島部の7.83%を除いて、すべて11%を超えています。 」を追加しました。

【使用データ】

  • 東京都選挙管理委員会 | 選挙結果&データ | 投開票結果
     http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/data/data01.html
  • 総務省|選挙関連資料
     http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/data/index.html
  • 東京新聞:都議選2013(CHUNICHI Web)
     http://www.tokyo-np.co.jp/feature/togisen13/
  •  
     
    【目次】
    (1) 自民・共産躍進の中身――維新を経由して民主の票が自民へ回帰し、民主・旧未来(生活・みどりの風)・社民の票が一部共産へ?
    (2) 共産党は2人区で1議席を獲得し、1人区でも2012衆院選1人区(東京)より得票率を伸ばす
    (3) 得票率で見ると、共産党は定数の多い選挙区で民主党に勝ったが、定数の少ない選挙区で負けた――共産党に対する死票心理の表れか
    (4) 中選挙区制(大選挙区制)は民意よりも候補者調整ないし票割りの巧拙を測定する

    【関連投稿】

  • 2009東京都議会議員選挙――結果分析
     http://kaze.fm/wordpress/?p=274

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    (1) 自民・共産躍進の中身――維新を経由して民主の票が自民へ回帰し、民主・旧未来(生活・みどりの風)・社民の票が一部共産へ?

    表1に選挙結果(全選挙区)を示しています。表2は2013年都議選とそれ以前の衆院選比例区(東京)、2009年都議選の間で得票率(%)の変化を見たもの、表3は1人区における得票率の変化を2013年都議選と2012年衆院選の間で比べたものです(2013都議選で民主党は総定数7のところ、3人しか擁立していないことに留意)。

    民主党が惨敗したとはいえ、得票率15.24%は2012年衆院選比例区(東京)の得票率15.42%から0.18ポイントしか減少していません(表2)。ただ、定数3以上では2012年衆院選比例区(東京)の得票率から数ポイント減少しています。選挙区の多い2人区で得票率24.11%を稼いだことで、相殺された形です。

    自民党は2009年都議選、2009年衆院選比例区(東京)、2012年衆院選比例区(東京)で25%前後の得票率を保ってきましたが(昨年、民主党の票は自民党にいかず、維新とみんなに流れた)、今回は得票率を36.04%へと大きく伸ばしました。ただ、維新との合計で見た得票率は2012年衆院選比例区(東京)の得票率から0.44ポイント減少しています。

    自民・民主・維新の合計得票率が昨年からほとんど変化せず、民主党の得票率もあまり変わらず、維新の得票率がガタ落ちということからして、自民大勝の票は維新から移動してきたものでしょう。もっとも、その維新の票は民主党由来でしたから、自民党の票が維新を経由して民主党から回帰したということでしょう。

    共産党は議席数の点で躍進しましたが、2013年都議選の得票率13.61%は2009年都議選の得票率12.56%から1ポイント程度増えたに過ぎません(今回の得票数616,722は2009年都議選の得票数707,602より少ない)。ただし、2012年衆院選比例区(東京)の得票率7.41%から比べて、5ポイント以上も増えています。

    2012年衆院選と比べ、共産党躍進の票はどこから来たのか。2013年都議選の投票率43.50%が2012年衆院選比例区(東京)の得票率62.20%と比べ低下したため、組織票を期待できる共産党に有利な状況といわれますが、まずこの点を検証します。

    2012年衆院選比例区(東京)の同党の得票数484,365を2013年都議選の全党派得票数4,532,280で割ると、10.69%となり、 今回の得票率13.61%より小さいことから、同党の得票率の伸びは低投票率だけからは説明されません。もっとも、今回の得票数自体が616,722票で、昨年より増えています。2012年衆院選と比べて実質的な支持の拡大があったと見るべきでしょう(2009年都議選から比べれば支持の回復)。

    民主党が定数3以上で2012年衆院選比例区(東京)と比べ得票率を落としていることからして、民主党と、候補者をほとんど立てていない旧未来の党(現生活の党・みどりの風)と社民党の支持者の一部の票が共産党へ移ったと推測されます。

    来る参院選では生活、みどりの風、社民が選挙区でそれなりの候補者を立てるので、共産党が参院選の選挙区で今回の都議選と同様の躍進を達成できる保証はありません。

    民意を反映しない選挙制度による共倒れの懸念がいつまでも付きまといます。護憲・脱原発の政党・候補者には、平等な国民主権の実現に最大の価値を置いて、選挙制度改正を最優先の結集軸に候補者調整をしていただきたいものです。現行選挙制度で選出された国会議員は主権者からの厳粛な信託を受けておらず、国会活動をする資格がなく、本来であれば選挙制度改正と選挙管理内閣の公約のみが許されます。


     
     
    (2)  共産党は2人区で1議席を獲得し、1人区でも2012衆院選1人区(東京)より得票率を伸ばす

    2人区の文京区で共産党が1議席を獲得したことは注目に値します。今回、共産党最大の得票率15.41%はこの2人区で達成したものです(表4)。

    1人区でも共産党は2012衆院選1人区(東京)の9.13%から2013都議選1人区(7選挙区)の13.82%へと5ポイント近く得票率を伸ばしました(表3)。1人区を個別に見ると、民主党候補の有無に関係なく、共産党の得票率は島部の7.83%を除いて、すべて11%を超えています。

    共産党の得票率は1人区、2人区以外でも、全選挙区で2012衆院選比例区(東京)の得票率7.41%を上回っています(表3、表4)。


     
     
    (3) 得票率で見ると、共産党は定数の多い選挙区で民主党に勝ったが、定数の少ない選挙区で負けた――共産党に対する死票心理の表れか

    表4に2013年都議選の定数別の選挙結果を示しています。

    全選挙区計の得票率で比較すると民主党が共産党を上回っていますが、定数別に見ると少ない定数の選挙区と多い定数の選挙区で関係が違ってきます。

    1人区と2人区という定数の少ない選挙区では、どちらも得票率で民主党が共産党に勝っています。

    3人区と8人区では得票率で民主党が共産党を若干上回っています。ところが、4人区、5人区、6人区では共産党の候補者数が民主党より少ないにもかかわらず、得票率では共産党が民主党を上回っています。

    得票率を1〜2人区、3〜8人区でまとめると、次のようになります。

    1〜2人区の得票率 3〜8人区の得票率
    共産党 15.13 12.97
    民主党 23.01 12.00

    この結果は非常に興味深い。潜在的な支持の点で共産党は民主党を上回るものの、定数の少ない選挙区では共産党に対する票が死票になるとの恐れから、依然として民主党に集中しているのかもしれない。


     
     
    (4) 中選挙区制(大選挙区制)は民意よりも候補者調整ないし票割りの巧拙を測定する

    表4の定数別の結果で明らかなように、1人区と2人区はもちろんのこと、定数3以上でも各党の得票率と議席占有率に大きな乖離が見られます。今回の選挙は、2009年都議選と同様、民意よりも候補者調整ないし票割りの巧拙を測定したようなものです。

    2009東京都議会議員選挙――結果分析
    http://kaze.fm/wordpress/?p=274

    5人区まで得票率と議席占有率に大きな乖離が見られ、6人区でようやく差が縮小したと思いきや、8人区でまた乖離します。

    この8人区(2選挙区)は象徴的です。共産党と維新の得票率はまったく同じ9.45%であるものの、候補者と議席数(議席占有率)は各党でそれぞれ2人および2議席(12.50%)、4人および1議席(6.25%)と、候補者調整の巧拙が反映されています。民主党は共産・維新より得票率が10.69%と高いものの、やはり候補者調整がまずく、1議席しか獲得できませんでした。

    いくら定数が多い中選挙区(大選挙区)でも、候補者数が多くなれば、各党の得票率と議席占有率は乖離してきます。来る参院選の東京選挙区で脱原発候補が林立する模様ですが、心配されます。

    このような問題に対処できる選挙制度が、中選挙区比例代表併用制です。

    中選挙区比例代表併用制を提案する
    http://kaze.fm/wordpress/?p=164
     
     

    表1 2013都議選――結果(全選挙区)
    2013年 2009年 2013年 2009年
    得票数 得票率 得票数 得票率 議席数 議席占有率 議席数 議席占有率
    全党派計 4,532,280 100.00 5,634,323 100.00 127 100.00 127 100.00
    自由民主党 1,633,304 36.04 1,458,108 25.88 59 46.46 38 29.92
    民主党 690,623 15.24 2,298,495 40.79 15 11.81 54 42.52
    公明党 639,160 14.10 743,428 13.19 23 18.11 23 18.11
    日本共産党 616,722 13.61 707,602 12.56 17 13.39 8 6.30
    日本維新の会 374,109 8.25 2 1.57
    みんなの党 311,278 6.87 7 5.51
    無所属 118,450 2.61 250,869 4.45 1 0.79 2 1.57
    東京・生活者ネットワーク 94,239 2.08 110,407 1.96 3 2.36 2 1.57
    行革110番 18,470 3.32 7,183 0.13
    社会民主党 12,948 0.29 20,084 0.36
    生活の党 9,563 0.21
    みどりの風 6,463 0.14
    (元)葛飾区議長 3,306 0.41
    緑の党脱原発担当 3,224 0.40
    大統領会 421 0.04 688 0.01
    その他の党派 65,414 1.17
    幸福実現党 13,401 0.24

     
     

    表2 得票率(%)の変化(全選挙区)
    2013都議選 2012衆院選比例区(東京) 2009衆院選比例区(東京) 2009都議選
    自民 36.04 24.87 25.47 25.88
    民主 15.24 15.42 40.98 40.79
    公明 14.10 10.14 10.35 13.19
    共産 13.61 7.41 9.61 12.56
    維新 8.25 19.86
    みんな 6.87 11.67 6.06
    社民 0.29 2.09 4.32 0.36
    生活 0.21
    みどりの風 0.14
    旧未来の党 6.86

     
     

    表3 得票率(%)の変化(1人区)
    2013都議選で民主党は総定数7のところ、3人しか擁立していないことに留意
    2013都議選1人区
    (7選挙区)
    2012衆院選1人区
    (東京)
    自民 52.21 39.03
    民主 17.95 22.25
    共産 13.82 9.13
    10.22
    みんな 4.75 7.43
    維新 1.05 13.48

     
     

    表4 2013都議選――結果(定数別)
    候補者数 得票数 得票率 議席数 議席占有率
    1人区(7選挙区) 24 236,132 100.00 7 100.00
    自民 7 123,294 52.21 7 100.00
    民主 3 42,389 17.95 0 0.00
    共産 7 32,636 13.82 0 0.00
    5 24,121 10.22 0 0.00
    みんな 1 11,221 4.75 0 0.00
    維新 1 2,471 1.05 0 0.00
    候補者数 得票数 得票率 議席数 議席占有率
    2人区(16選挙区) 72 1,096,161 100.00 32 100.00
    自民 17 449,124 40.97 17 53.13
    民主 16 264,234 24.11 10 31.25
    共産 16 168,924 15.41 1 3.13
    維新 11 108,126 9.86 1 3.13
    みんな 4 34,972 3.19 0 0.00
    3 26,204 2.39 1 3.13
    公明 1 20,203 1.84 1 3.13
    ネットワーク 1 19,367 1.77 1 3.13
    生活 2 4,586 0.42 0 0.00
    NPO法人理事長 1 421 0.04 0 0.00
    候補者数 得票数 得票率 議席数 議席占有率
    3人区(5選挙区) 33 540,930 100.00 15 100.00
    自民 7 167,888 31.04 7 46.67
    公明 5 117,649 21.75 5 33.33
    民主 5 69,337 12.82 1 6.67
    共産 5 65,720 12.15 2 13.33
    維新 5 54,073 10.00 0 0.00
    3 29,961 5.54 0 0.00
    みんな 2 29,839 5.52 0 0.00
    みどりの風 1 6,463 1.19 0 0.00
    候補者数 得票数 得票率 議席数 議席占有率
    4人区(6選挙区) 46 806,269 100.00 24 100.00
    自民 9 250,306 31.04 9 37.50
    公明 6 153,055 18.98 6 25.00
    共産 6 120,681 14.97 6 25.00
    民主 8 109,710 13.61 1 4.17
    みんな 6 84,506 10.48 2 8.33
    維新 6 69,136 8.57 0 0.00
    3 12,345 1.53 0 0.00
    (元)葛飾区議長 1 3,306 0.41 0 0.00
    緑の党脱原発担当 1 3,224 0.40 0 0.00
    候補者数 得票数 得票率 議席数 議席占有率
    5人区(3選挙区) 25 615,842 100.00 15 100.00
    自民 6 208,021 33.78 6 40.00
    公明 3 125,909 20.45 3 20.00
    共産 3 82,266 13.36 3 20.00
    みんな 3 73,183 11.88 3 20.00
    民主 4 73,121 11.87 0 0.00
    維新 2 26,502 4.30 0 0.00
    3 21,863 3.55 0 0.00
    生活 1 4,977 0.81 0 0.00
    候補者数 得票数 得票率 議席数 議席占有率
    6人区(3選挙区) 27 680,870 100.00 18 100.00
    自民 7 252,768 37.12 7 38.89
    公明 4 124,234 18.25 4 22.22
    共産 3 93,466 13.73 3 16.67
    民主 4 72,362 10.63 2 11.11
    維新 5 61,232 8.99 0 0.00
    みんな 2 38,479 5.65 1 5.56
    ネットワーク 2 38,329 5.63 1 5.56
    候補者数 得票数 得票率 議席数 議席占有率
    8人区(2選挙区) 27 556,071 100.00 16 100.00
    自民 6 181,901 32.71 6 37.50
    公明 4 98,110 17.64 4 25.00
    民主 4 59,469 10.69 1 6.25
    共産 2 53,027 9.54 2 12.50
    維新 4 52,569 9.45 1 6.25
    みんな 2 39,078 7.03 1 6.25
    ネットワーク 2 36,543 6.57 1 6.25
    行革110番代表 1 18,470 3.32 0 0.00
    社民 1 12,948 2.33 0 0.00
    1 3,956 0.71 0 0.00

     
     

    太田光征
    http://otasa.net/

    東京都知事には宇都宮けんじが適任

    11月 28th, 2012 Posted by MITSU_OHTA @ 19:41:08
    under 2012年東京都知事選挙 [1665] Comments 

    エリートであり落ちこぼれであった宇都宮けんじさん、宮部みゆき『火車』の弁護士モデルが目指す都政とは。

    宇都宮けんじさんプロフィール
    http://utsunomiyakenji.com/profile.html

    第10回弁護士 宇都宮健児さん-その1-サラ金被害者は俺が救う!落ちこぼれ弁護士の逆襲|キャリア&転職研究室
    http://www.jinzai-bank.net/careerlab/info.cfm/tm/032/

    宇都宮健児 (うつのみやけんじ) 覚悟の瞬間(とき):やりたいことを極めた大人がカッコイイ(ビデオ)
    http://www.kakugo.tv/index.php?c=search&m=detail&kid=194

    要点:
    ・子どもの頃は麦飯、サツマイモが主食。
    ・野球少年を目指したが、勉強で勝負しようと。
    ・親孝行しようと思った。
    ・自分だけ貧乏から脱出するのは卑怯。
    ・サラ金問題で弁護士会に苦情、仕事を受けることに。代理人になり、ボケ、カス、コノヤローと、事務所に電話。サラ金相談窓口が設置されるように。
    ・坂本堤弁護士の妻が氏の弁護士事務所に勤務していた。オウム真理教被害者の救済はライフワーク。

    121115 宇都宮健児氏インタビューダイジェスト
    http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=p5ayy2Q04lI

    要点:
    ・東電は最終的に解体すべき。
    ・生存権を国が保障する憲法95条。これを具体化した生活保護は権利。
    ・尖閣諸島を都が購入するのはおかしい。都議会の承認必要。
    ・新銀行東京:区の地元で中小企業に密着した融資制度があるので、残すべき営業形態ではない。
    ・TPPで国民皆保険が崩れるのは許せない。
    ・人間が住みやすい東京(宇都宮けんじ) vs 国際都市東京(石原慎太郎)

    宇都宮けんじさんインタビュー? 宇都宮けんじが考える都政 - YouTube
    http://www.youtube.com/watch?v=c37AVpRpFrg&feature=autoplay&list=ULXZinUj4TDYA&playnext=1

    要点:
    ・オリンピック誘致に4000億かけるより、貧困対策を。
    ・外環道、高齢化社会の中でどうか、地域も賛成していない。
    ・上から押し付ける石原し、住民意見を聞くのが民主主義。
    ・東日本大震災:人間の復興を。
    ・大規模開発は「人」に目を向いていない。都の餓死者が増えている。群馬に高齢者を預けるほど住宅がない。

    宇都宮ビデオはこちらなどにもあります。

    宇都宮けんじ 勝手連情報 宇都宮けんじさん動画集
    http://utsukatte.blog.fc2.com/blog-entry-9.html

    政策:実現をめざす4つの柱と12の希望の政策
    http://utsunomiyakenji.com/seisaku.html

    「人にやさしい東京」へ
    実現をめざす4つの柱

    原発のない社会へー東京から脱原発を進めます。
    誰もが人らしく生きられるまち、東京をつくります。
    子どもたちのための教育を再建します。
    憲法のいきる東京をめざします。

    希望その1 首都東京から脱原発
    公共施設屋上や住宅3万軒の屋根に太陽光パネルの設置を推進します。風力、地熱、潮力、小規模水力等のグリーン発電事業を官民ファンドで興し、東京全体が再生可能エネルギーの発電所に変わります。東京電力の大株主として東電管内の福島第一原発、福島第二原発、柏崎刈羽原発の全炉の閉鎖を株主提案します。

    希望その2 放射能汚染対策の徹底を
    都内各地の汚染状況の専門的調査を早急に実施、結果を公開します。学校給食の都独自基準をつくり、食品ごとの放射能測定値の厳格な表示義務付けます。がれき焼却は凍結します。

    希望その3 仕事を増やす、仕事を創る
    再生可能エネルギー産業や、高い技術を持つ町工場、商店街の復活を支援し、新たな仕事をつくります。正社員の数を増やしパート・アルバイト・派遣社員などの労働条件を改善します。公契約条例の制定をすすめ、東京で働く人たちの賃金水準が上がるようにしていきます。

    希望その4 安心して子育てできる東京へ
    保育所を増やし、7000人を超える待機児童をゼロにします。給食費、教材費など、義務教育の完全無償化を段階的に実現します。就学援助の都独自基準を作り子どもの貧困を大幅に減らします。私立高校の授業料に対する都独自の授業料助成制度を拡充します。私立高校の入学金助成を検討・実施します。

    希望その5 いじめのない学校を
    専門家だけでなく親も参加した「東京都いじめ問題対策会議」を設置します。子どもの声、親の悩みを受け止める相談窓口、オンブズパーソン制度を開設・充実します。

    希望その6 すべての都民に必要な医療を
    国民健康保険料を値下げし、国民健保から漏れている人ゼロを目指します。18歳までの医療費の無料化で、健康都市東京を実現します。65歳以上の高齢者の窓口負担ゼロ実現に向けて、当面、75歳以上の高齢者の医療費無料化の検討をおこないます。都立病院を再建しつつ、地域医療体制を強化します。

    希望その7 高齢者がゆったり暮せるまちに
    ヘルパーと看護師がペアをつくって訪問介護・訪問看護を同時におこなう「24時間巡回型在宅ケア」を目指します。特養老人ホームを拡充し、4万3000人を超える待機者を段階的にゼロにします。介護労働者の労働条件改善を国に求めます。

    希望その8 災害に強い東京へ
    首都直下型地震に備え、公共施設は避難施設として耐震工事を100%実施します。住宅の耐震診断・耐震化工事のための補助制度を充実させます。巨大地震が起こった場合の東京湾の石油コンビナートの防災対策を強化します。

    希望その9 「住むこと」は人権 です
    都営住宅の建設を再開します。若者や子育て世帯が入居しやすいように、入居基準を緩和します。空き家を都や区市町村が借り上げて公共住宅として活用します。公的家賃補助制度を段階的に導入するための検討をおこないます。

    希望その10 東京を「表現の自由都市」に
    「表現の自由」を保障するために、デモ・集会規制、マンガ規制、クラブ規制などを見直します

    希望その11 女性の力を都政に反映
    副知事に女性を登用します。あらゆる政策決定の場に女性の参画を進めます。ウィメンズプラザを拠点に男女平等を推進、貧困に苦しむひとり親家庭への支援と、雇用の男女均等待遇を実現させます。

    希望その12 アジア友好平和都市・東京へ
    輸出国日本の経済は周辺国と平和な友好関係なしにはなりたちません。北京、ソウルと東京の3都平和都市会議を開催し、東アジアの平和のためのネットワークをつくっていきます。米軍基地のない東京をめざします。

    都政を住民参加で支えます

    開かれた東京を目指し、情報公開ナンバー1の都市を創ります。
    住民投票制度をはじめ、都の行政のすみずみまでに都民の意見を反映していく仕組みをつくります。

    「希望の12の政策」に続く「7つの緊急課題」
    http://utsu-ken.seesaa.net/article/304247203.html

    難問その1 待ったなし! 防災・減災対策
    ・3・11の教訓をいかして「震災対策条例」を改定します。
    ・都内主要拠点・公共施設での備蓄と、帰宅困難者を想定した防災訓練を行います。
    ・住まいの耐震診断・補強工事を促進する補助制度を充実させます。
    ・都市機能の多摩地域などへの分散化をすすめ、災害に強い都市構造への転換を目指します。
    ・東京湾への津波侵入に対する防災対策をすすめます。
    ・東京湾岸の石油コンビナートへの防災対策を強め、ライフフライン重視へ転換します。
    ・学校や庁舎、病院などの施設の耐震診断・耐震工事の100%化を目指します。
    避難計画や災害対策の計画段階から女性が参加できるシステムをつくります。

    難問その2 2020年東京オリンピック招致を見直します。
    ・福祉・医療や防災など、切実な支出を優先し、現在の東京オリンピック招致を見直します
    ・これまでの招致活動にかかわる会計を調査し、情報を公開します。

    難問その3 築地市場は日本の文化遺産。移転計画を見直します。
    ・土壌汚染が著しい豊洲への築地市場の移転は、安全性が認められるまで凍結します。
    ・豊洲移転の是非については、築地市場で働く人々の意見を聞き、判断します。

    難問その4 「資産運用会社」=新銀行東京は清算します。
    中小企業への貸し出しが減り、資産運用会社となっている新銀行東京は、清算します。
    ・異常に多い不良債権の実態を精査し、1000億円以上の税金を毀損した責任を問います
    ・同行から融資を受けていた中小企業を守るため、区市町村や信用金庫と連携して対処します。

    難問その5 大規模公共事業から暮らしにシフト。
    ・大規模な再開発、臨海地区開発を見直します。公共事業からの撤退の制度づくりを進めます。
    ・住民の立ち退きなどをともなう外環道の新規建設部分は、凍結します
    ・都有地は防災基地や緑地など、都民みんなのために活用します
    ・維持と補修を重視する道路政策へ転換し、都市計画道路を全面的に見直します
    ・老朽化した危険な橋りょうの架け替えなど、防災対策は積極的に行います。

    難問その6 尖閣諸島購入のために集めた寄付金は返却します
    ・国が購入するという状況を受け、都が集めた寄付金は、寄付者に返金します。
    ・返金作業にかかる経費については、当時の都の責任者に請求します

    難問その7 TPPへの交渉参加に反対します。
    ・東京こそ、多くの道府県と連携して、食料自給率の向上に貢献すべきです。日本の農業を破壊し、貧困・格差をもたらす「構造改革」を強いるTPPには反対します。

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    森住卓のフォトブログに宇都宮さんの写真がたくさんあります
    http://mphoto.sblo.jp/

    マイケル・ジャクソン好きが作ったこんな宇都宮けんじ応援チラシも
    http://otasa.net/
    http://otasa.net/documents/utsunomiya-ver.3b.pdf

    告示後にできること
    http://utsunomiyakenji.com/action.html

    告示日以降の「選挙運動」の期間は、告示日に立候補者が立候補の届け出をしてから、投票日の前日までです。

    選対の人でなくとも、電話で投票の呼び掛けができます。もちろん、電話でなくとも「口頭」で。個別訪問は禁止されていますが、他人の家で投票呼び掛けを行うことを禁じているわけではなく、選挙運動目的ではない訪問の時についでに投票依頼することはOKです。

    「選挙運動」ではない「政治運動」は告示日以降でも、「政治団体」以外は自由です。個人でチラシを撒こうが、拡声器を使おうが自由です。下記を参照してください。

    落選運動を禁止する規定は公職選挙法にない
    http://unitingforpeace.seesaa.net/article/47771205.html

    太田光征

    11/14(水)東京を変えるキックオフ集会 宇都宮けんじさんとともに人にやさしい東京を!@なかのZERO 大ホール

    11月 13th, 2012 Posted by MITSU_OHTA @ 18:30:24
    under 福島原発事故 , 2012年東京都知事選挙 No Comments 

    ■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■□■□
    □■□■  東京を変えるキックオフ集会   □■□■
    ■□■ 宇都宮けんじさんとともに人にやさしい東京を! □■□
    □■   11.14(水)19:00〜なかのZERO        □■
    ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

    宇都宮さんは、多重債務問題をはじめとして、弁護士として貧困問題に長くかかわってきました。リーマン・ショックのあった2008年暮れから翌年にかけておこなわれた「年越し派遣村」では名誉村長をつとめました。その後、完全無派閥の弁護士としては初めて日弁連会長となり、人権擁護活動や、東日本大震災と原発事故の被災者・被害者支援などに積極的に取り組んできました。

    都民みんなの声を集めて、宇都宮さんとともに、「人にやさしい東京」をつくっていきましょう!

    ◆東京を変える4つの柱◆
    1 原発のない社会へ――東京から脱原発政策を進めます。
    2 誰もが人らしく生きられるまち、東京をつくります。
    3 子どもたちのための教育を再建します。
    4 憲法のいきる東京をめざします。

    ★日時:11月14日(水)19:00 (開場18:30)

    ★会場:なかのZERO 大ホール
        中野区中野2-9-7
        ※JR・東京メトロ「中野」駅 南口徒歩7分
        http://www.nicesnet.jp/access/zero.html

    ★出演:宇都宮けんじ

    ★応援出演予定者
    雨宮処凜(作家)、松元ヒロ(コメディアン)ほか多数。

    ★集会の日時が迫っています。
    1000名以上が入れる会場を埋めつくしましょう。
    呼びかけの輪を広げてください。
    メールだけでなく、電話などで声をかけあっていらして、ご家族・ご友人などとご一緒にいらしてください。

    ★主催・問い合わせ先
    人にやさしい東京をつくる会
    東京都中央区銀座6-12-15 COI銀座612ビル 7F階東京市民法律事務所内
    TEL.03-3571-6051
    携帯電話 080-6724-6746
    http://utsunomiyakenji.com
    twitter:@utsunomiyakenji

    ============================

    以上、転載

    太田光征

    「湯浅誠さん等を都知事にする会」が発足

    11月 3rd, 2012 Posted by MITSU_OHTA @ 12:13:30
    under 2012年東京都知事選挙 [8] Comments 

    大津留公彦さんのイニシアチブで「湯浅誠さん等を都知事にする会」が立ち上がりました。

    大津留公彦のブログ2
    http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/

    動くしかない。「平和への結集」をめざす市民の風もこの会に賛同しています。

    以下が「湯浅誠さん等を都知事にする会」の発足趣意書です。供託金カンパ用の口座も既に開設済み、早い!

    太田光征

    湯浅誠さん等を都知事にする会
    http://yaplog.jp/yuasatochiji/

    「湯浅誠さん等を都知事にする会」発足趣意書

    1.急遽この会を作る趣旨
    石原都知事の突然の辞任による東京都知事選挙が11月29日告示12月16日投票にて行われる事になりましたが出馬が予想される新自由主義路線の候補に勝てる可能性のある無党派で若く知名度があり弱者の立場に立ち脱原発を進める候補という条件で考えると湯浅誠さんしかいないと思います.
    消費税増税については議論がありますが「今回の増税法案は廃止する」で合意出来ると思います。
    広く賛同を募りみんなで彼のハートに火を付け出馬を決意頂き当選まで持って行きたいと思います。

    2.この会の基本政策
    ?脱原発を進め再生可能エネルギーを進める
    ?反貧困を進め命と暮らしを守る
    ?オリンピック招致は取りやめ福祉予算に回す
    ?TPP参加には反対する
    ?石原都知事が行った事の総点検を行う

    3.この会のメンバー
    趣旨に賛同頂きメールアドレスをお教えいただける方全員
    議論及び連絡はメーリングリストで行う
    (yuasatochiji@yahoogroups.jpに参加する旨のメールを頂く)

    訂正→申し込み希望者は以下まで登録希望と書いてメールをお送り下さい。
    yuasatochiji-owner@yahoogroups.jp

    4.この会の活動の仕方
    急を要する事態でありインターネット上で活動し世論を盛り上げ政党及び団体に奮起してもらう。

    Twitter ハッシュタグ#yuasatochijiで呟き、広げる。
    facebook pageでイイネを獲得し輪を広げる。
    homepageとblogを作成し広報し300万円の供託金募金を進める
    (湯浅氏の説得に失敗した場合は彼が事務局長を勤める反貧困ネットワークに全額寄付する)
    事務所は作らない

    5.この会の活動期間
    2012年11月1日から2012年12月16日までの1ヶ月半

    出たい候補より出したい候補を!
    以上です。