パネリスト変更のお知らせ:10.7シンポジウム  「 対テロ戦争開始から6年―アメリカ追従政策を問う」

10月 4th, 2007 Posted by take @ 6:22:49
under 一般 No Comments 

パネリストのお一人である斎藤貴男さんが現在アフリカアメリカにて取材中で、今週中に日本に戻る予定だったが戻れなくなったとの連絡が入りました。そこで緊急にピンチヒッターとして、フリージャーナリストの志葉玲さんに来ていただくことにしました。
予定とは違うパネリストになったことをお詫びします。
(10月4日)

10.7シンポ表

10.7シンポ裏

10.7シンポジウム 
対テロ戦争開始から6年―アメリカ追従政策を問う

そろそろ自衛隊はイラクから撤退しませんか?

日時 10月7日 18時開場 18時30分〜21時30分
会場 いきいきプラザ一番町カスケードホール(定員198名)
       住所:東京都千代田区一番町12
       交通:東京メトロ半蔵門線半蔵門駅5番出口から徒歩5分
            東京メトロ有楽町線麹町駅5番出口から徒歩5分
             JR、東京メトロ有楽町線・南北線・ 都営新宿線の市ヶ谷

                 駅から徒歩13分
      URL http://www.ikiikiplaza-eiwa.jp/
      地図 http://www.ikiikiplaza-eiwa.jp/access.html
参加費(資料代) 前売1000円、学生800円
   
会場の関係で原則として前売扱いのみとなります。電話・FAX・メール等で事前申込みをお願いします。事前申込みがあれば、当日清算のブースをご用意しますので、当日清算をすることは可能です。
 

プログラム

18:00 開場

18:30 開会あいさつ

18:35 シンポジウム

21:30 終了

 

パネリスト: 川田龍平(参議院議員、東京HIV訴訟原告)

      小林正弥(千葉大学・公共哲学センター長)

      志葉玲(フリージャーナリスト)

コーディネーター:きくちゆみ(著作・翻訳家平和省プロジェクト代表)

 

参議院選挙で与党は大敗し、改憲を目指す安倍政権は大きな打撃を受けました。
 

 ついに安倍総理は辞任を表明しました。しかし私たちが「平和共同候補」への協力を求めた護憲政党(共産党、社民党)も参議院選挙では退潮し、平和共同候補の重要性をあらためて感じています。

 改憲阻止のためには、次期衆議院選挙での政権交代の実現が大切な第一歩です。誰が総理になろうと、政府のアメリカの軍事路線追随政策は変わらないでしょう。そのためにも、次の衆議院選挙では平和のための共同候補を実現させ、平和憲法の理念を実現できる連合政権を目指しませんか?

 「市民の風」は、あの理不尽な対テロ戦争が開始された2001年10月7日から6年目のこの日に、テロ特措法の延長をやめさせ、アメリカ追従の外交軍事政策の見直しを求め実現しようと、平和でより公正な社会を願うあなたに呼びかけます。

 

国際貢献は軍隊でなくてはできないのでしょうか?
私たちの平和憲法に沿った国際貢献がないのでしょうか?
 

 シンポジウムには、新たに参議院議員となった川田龍平さんもお呼びします。イラク撤兵と総選挙における共同候補の実現について、皆さんと一緒に話し合いたいと思います。アメリカに追随するために、軍事化と改憲を押し進める日本政府の暴走を止め、逆転させましょう。

 

主催 「平和への結集」をめざす市民の風
連絡先 同事務局
〒112-0012 東京都文京区大塚5-6-15 ワイビル401 保田・河内法律事務所内
TEL: 080-6625-2516(携帯)
FAX: 020-4666-8281
郵便口座番号: 00170-4-594080
(口座名義: 「平和への結集」をめざす市民の風)
E−mail: join@kaze.fm
URL: http://kaze.fm/(携帯からも賛同署名できます)

共産党の参院選沖縄選挙区における比例区得票率の推移

9月 23rd, 2007 Posted by MITSU_OHTA @ 20:58:00
under 一般 [12] Comments 



バナー転載方法

共産党などが勝つ見込みのない選挙区に候補者を立てて比例区の選挙運動をする選挙戦術に果たして効果があるのかどうかということが、問題にされてきました。これを実証するには、投票者アンケートなどを実施してみなければならないでしょう。

そうはいうものの、共産党の沖縄における比例区得票率の推移を見てみます。2001年参院選沖縄選挙区で、共産党は独自候補を立てましたが、続く2004年参院選では、糸数さんが共産党を含む野党の間で統一候補となりました。この2004年参院選沖縄選挙区で、共産党は、比例区得票率を伸ばしています。今回の2007参院選では落ちました。

共産党の参院選における比例区得票率
  2001年 2004年 2007年
全国 7.91 7.80 7.48
沖縄 5.18 8.01 6.65

(総務省のデータから)

2004年参院選で共産党が独自候補を立てなくても比例区得票率を伸ばしている点が注目されます。今回の参院選沖縄選挙区で共産党の比例区得票率が落ちた原因は、民主党に対する追い風にあると考えることができます。

共産党は先ほど全選挙区への擁立方針を見直したわけですが、共産党には沖縄の例をもっと検討していただきたいと思います。

太田光征

[関連記事]
共産党、積極的に野党共闘へ
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/51492409.html

10.7シンポジウムへのおさそい

9月 15th, 2007 Posted by take @ 10:42:25
under 一般 [4] Comments 

パネリストのお一人である斎藤貴男さんが現在アフリカアメリカにて取材中で、今週中に日本に戻る予定だったが戻れなくなったとの連絡が入りました。そこで緊急にピンチヒッターとして、フリージャーナリストの志葉玲さんに来ていただくことにしました。
予定とは違うパネリストになったことをお詫びします。
(10月4日)

昨日、お知らせしました10.7シンポジウムのご案内を掲載します。

現行の最終確認をしたのが9が9日の運営委員会、最終校正を終えて印刷屋さんに入稿したのが9月11日、印刷が終わった9月12日に安倍総理の辞任表明がありました。

このため、印刷版チラシの文章は「安倍内閣の退陣を」となっており、歴史的に貴重な制作物となりました。

今日のワールドピースナウの会場(東京タワー下、11時から)で、その作品を日本で初に見ることができます。

10.7シンポ表

10.7シンポ裏

以下の文章は、急きょ修正させていただきました。あちこちに広げてください。

10.7シンポジウム 
対テロ戦争開始から6年―アメリカ追従政策を問う

そろそろ自衛隊はイラクから撤退しませんか?

日時 10月7日 18時開場 18時30分〜21時30分
会場 いきいきプラザ一番町カスケードホール(定員198名)
       住所:東京都千代田区一番町12
       交通:東京メトロ半蔵門線半蔵門駅5番出口から徒歩5分
            東京メトロ有楽町線麹町駅5番出口から徒歩5分
             JR、東京メトロ有楽町線・南北線・ 都営新宿線の市ヶ谷

                 駅から徒歩13分
      URL http://www.ikiikiplaza-eiwa.jp/
      地図 http://www.ikiikiplaza-eiwa.jp/access.html
参加費(資料代) 前売1000円、学生800円
   
会場の関係で原則として前売扱いのみとなります。電話・FAX・メール等で事前申込みをお願いします。事前申込みがあれば、当日清算のブースをご用意しますので、当日清算をすることは可能です。
 

プログラム

18:00 開場

18:30 開会あいさつ

18:35 シンポジウム

21:30 終了

 

パネリスト: 川田龍平(参議院議員、東京HIV訴訟原告)

       小林正弥(千葉大学・公共哲学センター長)

              斎藤貴男(フリーランスジャーナリスト/予定)

コーディネーター:きくちゆみ(著作・翻訳家平和省プロジェクト代表)

 

参議院選挙で与党は大敗し、改憲を目指す安倍政権は大きな打撃を受けました。
 

ついに安倍総理は辞任を表明しました。しかし私たちが「平和共同候補」への協力を求めた護憲政党(共産党、社民党)も参議院選挙では退潮し、平和共同候補の重要性をあらためて感じています。

 改憲阻止のためには、次期衆議院選挙での政権交代の実現が大切な第一歩です。誰が総理になろうと、政府のアメリカの軍事路線追随政策は変わらないでしょう。そのためにも、次の衆議院選挙では平和のための共同候補を実現させ、平和憲法の理念を実現できる連合政権を目指しませんか?

 「市民の風」は、あの理不尽な対テロ戦争が開始された2001年10月7日から6年目のこの日に、テロ特措法の延長をやめさせ、アメリカ追従の外交軍事政策の見直しを求め実現しようと、平和でより公正な社会を願うあなたに呼びかけます。

 

国際貢献は軍隊でなくてはできないのでしょうか?
私たちの平和憲法に沿った国際貢献がないのでしょうか?
 

 シンポジウムには、新たに参議院議員となった川田龍平さんもお呼びします。イラク撤兵と総選挙における共同候補の実現について、皆さんと一緒に話し合いたいと思います。アメリカに追随するために、軍事化と改憲を押し進める日本政府の暴走を止め、逆転させましょう。

 

主催 「平和への結集」をめざす市民の風
連絡先 同事務局
〒112-0012 東京都文京区大塚5-6-15 ワイビル401 保田・河内法律事務所内
TEL: 080-6625-2516(携帯)
FAX: 020-4666-8281
郵便口座番号: 00170-4-594080
(口座名義: 「平和への結集」をめざす市民の風)
E−mail: join@kaze.fm
URL: http://kaze.fm/(携帯からも賛同署名できます)

安倍総理の辞任表明について

9月 14th, 2007 Posted by take @ 10:14:45
under 一般 [17] Comments 

平和への結集をめざす市民の風の事務局・竹村です。以下は個人意見です。事務局としての書き込みではありません。

市民の風では10月7日に総会とテロ特措法延長反対のシンポジウムを予定しています。アメリカの外交軍事路線に追随する現在の政府に、広く多くに市民から「ノー」の声を起こそうという主旨です。

その案内を広くはじめようとしたときに、安倍総理が突然辞任表明しました。背景は良くわかりません。私のブログでもいろんなことを書きましたので、ご興味のある方はそちらを読んでください。

http://blog.goo.ne.jp/h-take888/

ここで指摘をしておきたいのは、安倍総理辞任は私たちにとってあまり朗報でもないのではないかということです。私たちとしては、安倍政権を倒そう・・ということを、この間の議論の中で一つの共通のテーマとしつつありましたから、その成果が早くも現れたということではあるのですが・・。

安倍政権が倒れた次には、政権交代というシナリオが来るはずでした。テロ特措法の延長ができず、総辞職、国会解散、そして民主党が衆議院の過半数をとり・・と大方のマスコミも専門家も、同様の見方をしていただろうと思います。それが見えなくなりました。

麻生氏ならまだしも、福田氏という線が強くなってきました。福田氏はソフトに見えますが、実体は狡猾、アメリカに反旗を翻すなどはしないはずです。しかし、民主党との協調路線とか、かけひきを上手に行うでしょう。(まだ決まったわけではありませんが・・)

安倍総理で鮮明になってきた対立軸が、もう一度ぼやかされ、憲法問題での議論の進展も再び停滞するのではという危惧を抱きます。逆に言えば、そうさせないようにする・・というのが、多くの市民運動、また「市民の風」の使命であろうと思います。

もうすぐ案内が載ると思いますが、10月7日シンポジウムにぜひともご参加ください。

 

2007参院選――結果分析

8月 2nd, 2007 Posted by MITSU_OHTA @ 10:25:11
under 一般 [2161] Comments 

開票結果と各紙出口調査の結果などを載せておきます。分析は随時追加していきます。
 

【8月10日追加】
選挙区で民主党候補に投じた有権者の10.3%、247万人が、比例区では共産・社民・国民新・新党日本(4野党)に投票。民主党支持者のうち、比例区で4野党に投票したのは7%、100万人。野党支持者間での票の融通は、民主に割りのいい結果に?

 
出口調査(下表参照)によれば、選挙区で民主党候補に投じた有権者の10.3%、247万人が、比例区では共産・社民・国民新・新党日本(4野党)に投票しています。

一般に、比例区で投じた先が、選挙区で投じた先よりも支持度が高いといえます。これら247万の有権者は、選挙区では敢えて支持度の低い民主党候補に投票したことになります。小選挙区制ゆえの現象です。すべて比例区なら、247万票のほとんどが4野党に流れたことでしょう。

民主党の選挙区候補1人当たりの当選に要した票数は、24,006,817 票 / 40 議員 = 600,170 です。したがって上記の247万票は、民主党選挙区候補4人分の当選に必要な票数といえます。1選挙区当たりでは、5.26万票になります。

一方、民主党支持者のうち、比例区で4野党に投票したのは7%、100万人です。比例区候補1人の当選に必要な票数にも及びません。共産支持者の10%、26万人、社民支持者の18%、26万人が比例区で民主党に投票しているので、比例区で民主側から4野党に流れた票は、実質、50万に満たないでしょう。

247万票が実際に民主党候補何人分の当選に寄与したかは定かでありません。ただ、民主が自民に勝った選挙区で、票差が5.26万票もない選挙区を挙げてみると、6選挙区あります。

石川、岡山、高知、佐賀、長崎、熊本

4野党の選挙区候補のうち、当選したのは、国民新の亀井亜紀子氏(217,707票)のみです。4野党の選挙区候補の当選に貢献した民主党支持者の票は、この22万票の一部だけということです。

以上のように、民主―4野党間の票の融通では、民主に割りのいい結果になっていると推測できます。民主側から4野党側への「お返し」が足りない、ということです。

ところで、政党助成金は、当選者数割りだけではなく、獲得票数割りもあるので、民主党などは、支持者でない有権者からもらった票でも助成金を受け取ることになり、二重得です。

小選挙区制は、ここまで国民主権を踏みにじりながら、与党にも「風」任せの勝利を許す制度です。すでに野党は票数の上では勝っているのだから、自公に勝利を許すことがあってはなりません。メール問題のように野党側にも失態がないわけではないことに注意が必要です。

そんな制度でありながら、民主党は、自身の1人勝ちを担保するために、比例区定数を削減する形で小選挙区制の強化を図っています。民主党が少数政党の抹殺政策である小選挙区制を支持していては、少数政党との選挙協力を進めることは無理というものです。

少数政党に対して、何の見返りもなく一方的に民主党に協力せよ、というのは、「民主党を支持せよ、後で消してやるから」ということに他なりません。民主党は、野党が安定して確実に勝つ決め手である野党選挙共同を阻害する致命的な原因を作っているのです。

民主党はその小選挙区制支持を撤回するべきです。有権者は比例区定数削減の公約を支持したわけではありません。民主党は単に与党批判票の受け皿になっただけであることを忘れないでほしい。

【8月7日 参院新勢力に関する朝日新聞東大共同調査結果を追加】

【8月3日 党派別当選者数・得票数のデータを追加】
 
 

【8月3日追加】
民主党が比例区で獲得した票数が、自公(あるいは与党系候補)が選挙区で得た票数を下回るか、わずか数万票しか上回らない選挙区は、32選挙区に上る。

 
今回、民主党が比例区で獲得した票は、民主党本来の実力を示す基礎票に与党批判票が加わり、底上げされたものに過ぎません。自民支持者もその約25%が比例区でも選挙区でも民主に投票しています。

一方、自公が選挙区で得た票数は、自公の基礎票から、与党批判票が割り引かれたもので、本来の実力を示していません。

【8月4日追記】
自公が選挙区で獲得した票の合計は22,140,865票であり、民主党の比例区票は23,256,242であるから、民主党の優位度は1,115,377票差しかありません。1選挙区当たり2万数千票です。ただしこれも自公に対する逆風を反映した数字です。

民主党の比例区票と自公の選挙区票はそうした関係にあります。それでも、下記の32もの選挙区で、前者は後者よりも下回っているか、わずかに数万票だけ上回っているに過ぎません。下表では、この32選挙区を水色で表示しています。

青森、秋田、山形、栃木、群馬、神奈川、富山、石川、福井、山梨、岐阜、滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

民主党は、支持者以外の票をもらわなければ、少なくともこの32選挙区では勝てない、ということです。勝てるとすれば、自公に対する逆風と選挙制度の恩恵によるものです。小選挙区制ゆえに民主党候補に票を集中せざるを得ないから勝てるのです。
 
 

【8月3日追加】
比例区で当選した民主党議員20人のうち、40%に当たる8人が護憲派。

 
投票指針では、比例区、複数定数区で民主党以外の護憲派候補へ、と呼びかけていました。共産・社民・9条ネットは比例区で20人以上を擁立していましたが、当選したのはわずかに5候補のみ。代わりに、民主党がちょうどその20人を当選させました。

比例区で当選した民主党議員の40%が、護憲派と分類(分類基準)されます(下表参照)。もちろん、この20人が、共産・社民・9条ネットの議員であったならば、全員護憲派だったのですが。
 
 

有権者選挙共同で野党が勝利できた可能性のある1人区は3選挙区ある。複数定数区では、民主党票がゼロでも、野党が失う議席は4議席のみ。民主党が票を取り過ぎなければ野党が上乗せできた議席数は、6議席に上る。

 
与野党逆転と護憲派議員3分の1突破(改選数レベル)を果たすために、有権者選挙共同という観点に立った「2007参院選投票指針」を提案してきました。<民主党へは1人区だけ><野党住み分けバーター投票>などがその核心です。

■ 民主党へは1人区でだけ投票しても野党は勝てる
http://kaze.fm/wordpress/?p=134
■ 2007参院選投票指針――有権者選挙共同で9条護憲派「3分の1」突破と与野党逆転が可能
http://kaze.fm/wordpress/?p=133

選挙結果を振り返ってみれば、指針の有効性が裏付けられます。

(1) 1人区

指針では、有力野党候補へ票を一本化することを呼びかけていました。次点あるいは次々点で落選した野党候補に、他候補の死票が加算されていれば当選できた選挙区は、以下の通りです。

福井(若泉 征三氏、民主)
大分(松本 文六氏、社民推薦・無所属)
鹿児島(皆吉 稲生氏、民主)

(2) 2人区

当選した民主党候補の票の一部(および他候補死票の一部)が、次点あるいは次々点で落選した候補に回っていれば、野党2議席を独占できた選挙区は、5選挙区に上ります。

北海道(多原 香里氏、「大地」など推薦・無所属)
新潟(山本亜希子氏、社民)
長野(中野 早苗氏、共産)
京都(成宮真理子氏、共産)
広島(河野美代子氏、無所属)

2人区は与党1、民主1と分け合っており、民主党票がゼロでも、野党の獲得議席が減少することはありませんでした。

(3) 3人区

大阪選挙区では、当選した民主党候補の票の一部が、次点(第4位)で落選した候補に回っていれば、野党議席を上乗せできました。

大阪(宮本 岳志氏、共産)

民主党票がゼロでも、3人区で野党(民主党)が失う議席は、埼玉、千葉、神奈川、愛知選挙区で各1人の計4議席に留まります。

(4) 東京選挙区(5人区)

当選した民主党候補の票の一部が、次々点(第7位)で落選した田村智子氏(共産)と最下位当選した川田龍平氏に回っていれば、4位当選した丸川氏を落選させるとともに、田村氏も当選することができました。

民主党票がゼロでも、野党票がすべて川田龍平(無所属)、田村智子(共産)、杉浦ひとみ(社民)の各氏にうまく票割りされていたとすれば、野党の獲得議席数は変わりませんでした。
 
 

参院新勢力に関する朝日新聞東大共同調査(2007年8月7日)

参院新勢力に関する朝日新聞東大共同調査結果の読み方
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/50569223.html

憲法改定(%)(カッコ内は2004年調査結果)
  全体 自民 民主 公明 共産 社民 国民 日本
改正すべきだ 27
(53)
62
(89)
18
(41)
0
(17)
- - - -
どちらかと言えば
改正すべきだ
26
(18)
29
(9)
21
(20)
75
(67)
- - - -
どちらとも言えない 15
(7)
2
(0)
22
(11)
19
(17)
- - - -
どちらかと言えば
改正すべきでない
10
(4)
2
(0)
19
(11)
0
(0)
- - - -
改正すべきでない 16
(15)
0
(0)
15
(16)
0
(0)
- - - -
その他 6
(2)
6
(3)
6
(3)
6
(0)
- - - -

9条改定(%)
  全体 自民 民主 公明 共産 社民 国民 日本
変える方がいい 31 67 24 - 0 0 1人 0
変えない方がいい 50 - 56 94 100 100 1人 1人

集団的自衛権の行使(%)
  全体 自民 民主 公明 共産 社民 国民 日本
(1)憲法改正で行使できるようにするべきだ - (1)と(2)で75 - - - - - -
(2)憲法解釈の変更で行使できるようにするべきだ - - - - - - - -
(3)行使できるようにするべきではない 51 - 50〜 50〜 50〜 50〜 - 50〜

任期中6年間の憲法改正(%)
  全体 自民 民主 公明 共産 社民 国民 日本
積極的に改正すべきだ 10 28 3 - - - - -
改正する機運が高まれば同意する 34 63 17 78 - - - -
急いで改正する必要はない 35 3 55 22 - - - -
改正すべきではない 12 0 10 0 - - - -
その他 - 6 14 - - - - -

党派別当選者数
  自民 民主 公明 共産 社民 国民 日本
当選者数 37 60 9 3 2 2 1 0 7
選挙区 23 40 2 0 0 1 0 0 7
比例区 14 20 7 3 2 1 1 0 -
新勢力

(非改選数)

83

(46)

109

(49)

20

(11)

7

(4)

5

(3)

4

(2)

1

(0)

0

(0)

13

(6)

公示前勢力 110 81 23 9 6 4 1 0 6

党派別得票数・得票率
  選挙区 得票率 (04年) 比例区 得票率 (04年)
自民 18,606,193 31.35 35.1 16,544,696 28.08 30.0
民主 24,006,817 40.45 39.1 23,256,242 39.48 37.8
公明 3,534,672 5.96 3.9 7,765,324 13.18 15.4
共産 5,164,572 8.70 9.8 4,407,937 7.48 7.8
社民 1,352,018 2.28 1.8 2,634,716 4.47 5.3
国民 1,111,005 1.87 - 1,269,220 2.15 -
日本 - - - 1,770,697 3.01 -
諸派 477,182 0.80 - 1,264,848 2.15 -
無所属 5,095,168 8.59 10.2 - - -
59,347,628 58,913,683

 出口調査A (毎日新聞7月30日付け朝刊)

政党支持率(%)
自民 民主 公明 共産 社民 無党派
38.0 25.5 5.7 4.4 2.4 18.7

自民支持者の投票先(%)
  自民 民主 公明 共産 社民
比例区 62.8 24.4 5.5 1.6  
選挙区 59.4 23.7 3.4 2.8  

民主支持者の投票先(%)
  自民 民主 公明 共産 国民
比例区   86.6   2.3 1.5
選挙区   77.7   3.9 2.0

無党派の投票先(%)
  自民 民主 公明 共産 社民
比例区 16.7 51.2 6.2 8.6 5.3
選挙区 15.5 49.4 3.4 10.8 3.5

 出口調査B (朝日新聞7月30日付け朝刊)

  各党支持者の比例区投票先(%)
支持政党 自民 民主 公明 共産 社民 国民 日本 その他
無回答
自民 61 25 6 2 1 2 2 3
民主 3 86 2 2 2 1 2 2
公明 2 3 92 1       1
共産 2 10 1 79 1   1 4
社民 3 18 1 5 67 1 2 4
無党派 14 51 7 8 5 3 6 7

 出口調査C (東京新聞7月30日付け朝刊)

  比例区で投票した政党(%)
選挙区で
投票した政党
自民 民主 公明 共産 社民 国民 日本 その他
自民 74.1 9.3 12.3 0.7 0.8 1.0 0.9 0.7
民主 6.6 79.2 3.0 2.3 3.3 2.0 2.7 1.0
公明 17.8 10.5 66.2 1.7 0.9 0.6 1.4 0.9
共産 6.1 16.3 4.5 59.6 4.5 1.8 3.7 3.5
社民 8.9 25.2 4.5 4.7 47.0 1.3 4.0 4.4
国民 17.8 43.5 4.9 1.7 4.1 18.9 6.2 2.9

  公明支持者の選挙区投票先(%)
  自民 民主 公明 共産 社民 国民 日本 その他
公明候補
非擁立区
(42選挙区)
66.0 16.6   5.0 1.0 1.1   10.3
全体 36.7 11.1 41.2 3.4 0.7      

民主党比例区当選議員20人(改選議席11)の護憲・改憲派分類(分類基準
護憲派 相原 久美子 自治労中執委員 507,792
護憲派 吉川 沙織 情報労連役員 306,577
護憲派 青木 愛 〈元〉衆院議員 297,035
護憲派 石井 一 〈元〉自治相 292,272
保守・準保守 池口 修次 自動車総連顧問 255,451
明白な改憲派 ツルネン・マルテイ 〈元〉湯河原町議 242,740
護憲派 神本 美恵子 〈元〉日教組役員 224,994
保守・準保守 横峯 良郎 ゴルフ学校主宰 211,829
保守・準保守 藤原 正司 〈元〉電力総連役員 194,080
明白な改憲派 川合 孝典 ゼンセン職員 171,084
保守・準保守 風間 直樹 〈元〉新潟県議 169,723
保守・準保守 轟木 利治 基幹労連役員 166,969
護憲派 大島 九州男 〈元〉直方市議 153,779
明白な改憲派 西岡 武夫 〈元〉文相 151,375
護憲派 今野 東 〈元〉衆院議員 111,457
明白な改憲派 藤原 良信 〈元〉岩手県議長 110,126
保守・準保守 藤谷 光信 浄土真宗僧侶 79,656
保守・準保守 室井 邦彦 〈元〉衆院議員 72,545
明白な改憲派 大江 康弘 〈元〉和歌山県議 68,973
護憲派 山本 孝史 〈元〉衆院議員 67,611
明白な改憲派 大石 尚子 〈元〉衆院議員 59,715

北海道
1,018,597 小川 勝也
757,463 伊達 忠一
621,497 多原 香里
  206,463 畠山 和也
  103,282 羽柴 秀吉
  79,474 浅野 隆雄
  22,154 荒川 昌之
  18,234 千代 信人
  723,441 比例区  
  1,217,315 比例区  
  230,107 比例区  
  103,309 比例区  

青森
305,642 平山 幸司
  248,782 山崎  力
  37,370 渡辺 英彦
  32,014 高柳 博明
  203,185 比例区  
  237,233 比例区  
  33,067 比例区  
  28,499 比例区  

岩手
437,814 平野 達男
  176,096 千田勝一郎
  47,425 伊沢 昌弘
  38,089 若山 明夫
  155,005 比例区  
  372,322 比例区  
  37,859 比例区  
  35,558 比例区  

宮城
549,183 岡崎トミ子
359,099 愛知 治郎
  71,689 加藤 幹夫
  61,349 岸田 清実
  274,668 比例区  
  436,166 比例区  
  68,263 比例区  
  57,919 比例区  

秋田
319,631 松浦 大悟
  276,694 金田 勝年
  38,394 鈴木  知
  221,546 比例区  
  210,036 比例区  
  38,711 比例区  
  43,983 比例区  

山形
371,071 舟山 康江
  238,515 篠原みえ子
  38,008 佐藤 雅之
  211,079 比例区  
  249,376 比例区  
  32,517 比例区  
  30,969 比例区  

福島
503,423 金子 恵美
372,857 森  雅子
  78,237 宮本しづえ
  54,466 小川 右善
  284,769 比例区  
  436,392 比例区  
  58,298 比例区  
  48,816 比例区  

茨城
540,174 藤田 幸久
427,297 長谷川大紋
  114,358 石津 政雄
  86,288 田谷 武夫
  52,621 工藤 敏隆
  23,845 武藤 博光
  384,100 比例区  
  482,078 比例区  
  68,849 比例区  
  54,267 比例区  

栃木
484,900 谷  博之
  372,930 国井 正幸
  42,335 小池 一徳
  294,801 比例区  
  379,377 比例区  
  37,351 比例区  
  22,421 比例区  

群馬
530,114 山本 一太
  230,663 福田 晃治
  94,713 酒井 宏明
  338,829 比例区  
  286,739 比例区  
  50,640 比例区  
  35,689 比例区  

埼玉
745,517 行田 邦子
684,270 古川 俊治
665,063 山根 隆治
  623,723 高野 博師
  277,440 綾部 澄子
  104,403 松沢 悦子
  72,756 沢田 哲夫
  833,533 比例区  
  1,260,433 比例区  
  265,495 比例区  
  155,605 比例区  

<;td align=center>;; 
千葉
666,241 長浜 博行
541,701 石井 準一
477,402 加賀谷 健
  387,395 白須賀貴樹
  214,991 浅野 史子
  130,364 本間  進
124,113 青木 和美
  99,316 岩渕美智子
  744,717 比例区
  1,104,529 比例区
  182,304 比例区
  103,444 比例区

;

東京
1,087,743 大河原雅子
794,936 山口那津男
780,628 鈴木  寛
691,367 丸川 珠代
683,629 川田 龍平
  651,484 保坂 三蔵
554,104 田村 智子
  209,053 杉浦ひとみ
  151,715 中村慶一郎
  92,512 ドクター・中松
  70,275 黒川 紀章
  59,607 東條由布子
  21,529 鈴木 信行
  18,448 須田喜久夫
  11,222 神田 敏晶
  8,407 新井 徹夫
  7,681 沢田 哲夫
  6,408 マック赤坂
  5,289 又吉 光雄
  3,420 和合 秀典
  1,539,810 比例区
  2,296,555 比例区
  554,601 比例区
  256,023 比例区
  27,689 比例区 9条ネット

神奈川
1,010,866 牧山 弘恵
895,752 小林  温
781,533 水戸 将史
  691,842 松 あきら
  385,619 畑野 君枝
  128,757 和田  茂
  61,219 斉藤 幸子
  21,645 溝口 敏盛
  1,059,961 比例区
  1,624,809 比例区
  321,459 比例区
  192,325 比例区

;;

新潟
403,497 塚田 一郎
355,901 森  裕子
  344,424 黒岩 宇洋
91,016 山本亜希子
  54,537 武田 勝利
  7,806 楠原 光政
  360,487 比例区
  550,409 比例区
  69,985 比例区
  75,725 比例区

富山
291,714 森田  高
  265,882 野上浩太郎
  24,240 泉野 和之
  200,853 比例区
  177,530 比例区
  19,760 比例区
  64,153 比例区

石川
272,366 一川 保夫
  268,185 矢田 富郎
  28,604 近松美喜子
  11,477 浜崎  茂
  222,067 比例区
  222,743 比例区
  25,587 比例区
  15,160 比例区

福井
193,617 松村 龍二
190,644 若泉 征三
  23,110 山田 和雄
  154,847 比例区
  152,247 比例区
  17,123 比例区
  10,620 比例区

山梨
242,586 米長 晴信
  162,746 入倉  要
  32,994 花田  仁
  125,944 比例区  
  195,294 比例区  
  26,585 比例区  
  10,224 比例区  

長野
538,690 羽田雄一郎
301,635 吉田 博美
194,407 中野 早苗
  89,579 中川 博司
  244,588 比例区
  436,111 比例区
  109,086 比例区
  62,622 比例区

岐阜
466,008 藤井 孝男
445,489 平田 健二
  99,301 加藤 隆雄
  322,918 比例区
  399,010 比例区
  65,843 比例区
  39,126 比例区

静岡
823,184 榛葉賀津也
549,375 牧野 京夫
  150,306 木部  一
  137,627 平賀 高成
  86,354 土田 博和
  507,879 比例区
  712,377 比例区
  117,176 比例区
  61,816 比例区

愛知
880,856 大塚 耕平
734,153 鈴木 政二
720,777 谷岡 郁子
  587,268 山本  保
  293,607 八田ひろ子
  69,853 平山 良平
  22,273 兵藤 高志
  13,301 柘植 雅次
  12,435 荒川厚太郎
  806,305 比例区
  1,484,467 比例区
  220,738 比例区
  110,294 比例区

三重
527,935 高橋 千秋
  293,208 小野崎耕平
  68,058 中野 武史
  243,494 比例区
  392,990 比例区
  54,834 比例区
  22,379 比例区

滋賀
325,365 徳永 久志
  263,067 山下 英利
  59,275 坪田五久男
  200,481 比例区
  258,421 比例区
  56,928 比例区
  20,799 比例区

京都
501,979 松井 孝治
362,274 西田 昌司
275,285 成宮真理子
  12,799 大城戸豊一
  274,438 比例区  
  439,619 比例区  
  184,409 比例区  
  37,098 比例区  

大阪
1,281,502 梅村  聡
836,903 白浜 一良
732,175 谷川 秀善
585,620 宮本 岳志
  161,909 白石 純子
  141,867 服部 良一
  54,587 上田 剛史
  50,878 林 省之介
  18,986 大谷 義夫
  885,294 比例区  
  1,312,016 比例区  
  461,706 比例区  
  156,149 比例区  

兵庫
1,086,682 辻  泰弘
860,568 鴻池 祥肇
  267,772 堀内 照文
  185,773 原  和美
  64,528 西田 幸光
  581,121 比例区  
  1,003,981 比例区  
  209,134 比例区  
  81,580 比例区  

奈良
359,584 中村 哲治
  252,768 松井 正剛
  72,666 中村 篤子
  186,574 比例区  
  275,834 比例区  
  57,897 比例区  
  21,155 比例区  

和歌山
256,577 世耕 弘成
  187,545 阪口 直人
  46,706 国重 秀明
  137,064 比例区  
  190,819 比例区  
  40,875 比例区  
  9,921 比例区  

鳥取
168,380 川上 義博
  135,233 常田 享詳
  23,380<;/td> 市谷 尚三
  99,818 比例区  
  116,268 比例区  
  20,128 比例区  
  16,149 比例区  

島根
217,707 亀井亜紀子
  186,622 景山俊太郎
  23,704 後藤 勝彦
  162,537 比例区  
  131,849 比例区  
  23,209 比例区  
  14,677 比例区  

岡山
451,185 姫井由美子
  403,783 片山虎之助
  42,929 植本 完治
  9,433 林  福治
  5,753 北川  誠
  262,644 比例区  
  355,986 比例区  
  54,574 比例区  
  21,488 比例区  

広島
570,823 佐藤 公治
389,881 溝手 顕正
199,222 河野美代子
  63,488 藤本 聡志
  54,473 吉長 ゆい
  21,956 福本 潤一
  344,096 比例区  
  513,296 比例区  
  68,270 比例区  
  55,053 比例区  

山口
419,947 林  芳正
  267,670 戸倉多香子
  52,587 吉田 貞好
  318,911 比例区  
  213,084 比例区  
  43,146 比例区  
  21,778 比例区  

徳島
206,457 中谷 智司
  150,306 北岡 秀二
  25,727 花岡  淳
  108,754 比例区  
  155,960 比例区  
  24,485 比例区  
  6,715 比例区  

香川
257,548 植松恵美子
  194,804 真鍋 賢二
  27,896 近石美智子
  152,916 比例区  
  168,914 比例区  
  24,496 比例区  
  30,342 比例区  

愛媛
378,813 友近 聡朗
  318,304 関谷 勝嗣
  40,954 田中 克彦
  232,419 比例区  
  265,544 比例区  
  36,850 比例区  
  25,028 比例区  

高知
166,220 武内 則男
  154,104 田村 公平
  51,629 村上 信夫
  94,055 比例区  
  138,045 比例区  
  45,286 比例区  
  12,420 比例区  

福岡
1,003,170 岩本  司
791,152 松山 政司
  185,713 田中美由紀
  113,293 金岩 秀郎
  35,942 馬場 能久
  15,244 秀南 高行
  552,688 比例区  
  821,551 比例区  
  148,103 比例区  
  105,021 比例区  

佐賀
210,452 川崎  稔
  189,212 川上 義幸
  25,028 中尾 純子
  146,446 比例区  
  149,623 比例区  
  17,082 比例区  
  25,124 比例区  

長崎
352,953 大久保潔重
  331,147 小嶺 忠敏
  ;35,837<;;;/td> 渕瀬 栄子
  217,299 比例区  
  304,014 比例区  
  29,230 比例区  
  25,520 比例区  

熊本
440,742 松野 信夫
  432,686 三浦 一水
  37,483 橋田 芳昭
  291,476 比例区  
  345,458 比例区  
  34,924 比例区  
  28,771 比例区  

大分
199,523 礒崎 陽輔
  170,645 矢野 大和
140,287 松本 文六
  63,099 後藤 博子
  37,764 山下  魁
  204,853 比例区  
  197,416 比例区  
  27,009 比例区  
  68,405 比例区  

宮崎
196,685 外山  斎
  146,269 小斉平敏文
  74,700 東  治男
  73,228 長峯  基
  25,602 馬場 洋光
  6,823 井野 元裕
  176,604 比例区  
  159,137 比例区  
  24,080 比例区  
  51,126 比例区  

鹿児島
402,541 加治屋義人
399,877 皆吉 稲生
  42,657 山口 陽規
  324,903 比例区  
  292,728 比例区  
  30,301 比例区  
  36,100 比例区  

沖縄
376,460 糸数 慶子
  249,136 西銘順志郎
  130,453 比例区  
  130,119 比例区  
  39,554 比例区  
  126,336 比例区  

太田光征

2007参院選――選挙戦情勢

7月 21st, 2007 Posted by MITSU_OHTA @ 1:12:20
under 一般 No Comments 

【7月27日追記】

■ 「護憲候補者リスト」(エクソダス2005《脱米救国》国民運動)
http://exodus.exblog.jp/5945521

■ 広島・山口選挙区情勢(広島瀬戸内新聞ブログ版)
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroseto2004/49170034.html


【7月25日補足】

愛知選挙区の地元の方から、情勢順位が違うのでは、との指摘を受けました。

民主現職で改憲派の大塚氏がダントツ情勢1位で、2位が自民の鈴木氏、3位に公明の山本氏がつけており、民主新人で護憲派の谷岡氏が猛迫しているとのことです。

23日公表の毎日新聞による情勢調査でも、ほぼそのような情勢順位になっています。

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/aichi/news/20070722ddlk23010089000c.html
07参院選:主要政党6候補・中盤情勢毎日新聞調査/上 /愛知
◇大塚・鈴木氏、全域で浸透−−谷岡、山本氏は横一線

この情勢判断に基づけば、情勢トップは民主党の大塚氏であり、氏が票を集めすぎることで、他の野党候補の当選確率が小さくなる、といえます。

7月20付け朝日新聞が参院選情勢の調査結果を公表しました。下表はこの結果を候補者名の記載順位に反映させたものですが、改選数より大きい順位については、同調査は公表していないか、より不確実ですので、ご注意ください。

各選挙区の改選数の確認はこちらでできます。

参院選2007 候補者一覧
http://www.saninsen.com/2007/

(1) 1人区(29選挙区)

「接戦」「抜け出す」などの表現で今後の情勢がより不確実な選挙区、また与党が優位とされる選挙区は、20もあります(下表はこの20選挙区)。

ただし残りの9選挙区で野党の優位が今後も確実だとの楽観はできません。1人区で野党が勝つためには、<票の一本化><野党住み分けバーター投票>が必要でしょう。

    


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転載歓迎!お持ち帰り・貼り付け方法
http://homepage3.nifty.com/antiwar/

■ 2007参院選投票指針――有権者選挙共同で9条護憲派「3分の1」突破と与野党逆転が可能
http://kaze.fm/wordpress/?p=133

■ 民主党を1人勝ちさせないために〜大分を「改憲」・「プチ右翼」の砦にしてはならない!!
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/48793132.html

(2) 2人区(12選挙区)

北海道、新潟、京都の各2人区は、民主党候補がそれぞれ「独走」「優勢」「優位」の表現でトップに立ち、次いで自民候補などの順になっています。野党候補の当選者数を最大化させる上で障害となる、民主党候補への票の集中現象が起きているということです。

さとうしゅういちさんの分析によれば、広島選挙区も同様の現象が推測されます。

■ 「命落とすな自民党落とせ!」
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroseto2004/49030574.html

民主党トップの票を他野党候補に回せば、野党2議席が可能でしょう。

例えば、自民候補が70万票を取る場合、トップの野党候補は100万票ではなく、90万票を取り、残りの10万票を2位の野党候補に分け与え80万票とし、自民候補に勝つようにするのが理想的なのです。

他の2人区でも、各区で立つ与党系有力候補は1人だけなので、民主党候補以外でも与党と勝負せずに野党1議席は確実です。

自民1位、民主2位という情勢のケースを考慮しても、2人区では、民主党候補に票を集中させないことで、野党候補の当選者数が最大化します。

(3) 3人区(5選挙区)

埼玉、千葉、大阪の各3人区は、民主党候補がそれぞれ「堅調」「安定」「「独走」の表現でトップに立ち、次いで自民候補などの順になっています。ここでも、野党候補の当選者数を最大化させる上で障害となる、民主党候補への票の集中現象が起きています。

民主党トップの票を他野党候補に回せば、野党2議席の確率が高くなるでしょう。

【詳しい情勢】

3人区で民主党候補に票を集中して民主党候補の当選がより確実になるのは、埼玉、千葉、神奈川、愛知選挙区の各1人、計4人しかいまん。大阪選挙区は民主党単独候補が情勢1位なので、民主党候補に票を集中させると野党もう1人の当選が危うくなります。

朝日新聞の情勢調査によれば、大阪選挙区を除く4選挙区では、各区で2人立つ民主党候補のうち、1人が情勢3位につけています。それら4氏のうち、千葉選挙区の加賀谷氏が「護憲派」である以外、埼玉の山根氏は「保守・準保守」、しかも日本の核武装に関する毎日新聞のアンケートに対して、「今後の国際情勢によっては検討すべき」と回答しており、神奈川選挙区の水戸氏、愛知選挙区の大塚氏もともに、「保守・準保守」です。分類は下記ブログ記事参照。

■ 私の視点 ―「07年参院選・民主党公認候補者《護憲派》《明白な改憲派》リスト」
(東本高志氏作成)
http://kaze.fm/wordpress/?p=132

同調査によると、埼玉、神奈川、愛知選挙区の各区で2人立つ民主党候補のうち、護憲派候補は保守派候補よりも情勢上位につけています。また、下記の「原発アンケート」に回答している3人区の民主党候補者は、埼玉の行田氏、千葉の加賀谷氏、神奈川の牧山氏、愛知の谷岡氏のみで、いずれも護憲派です。

参院選.com 候補者公開アンケート
http://saninsen.com/




「2007参院選投票指針」は、1選挙区内の当選者数の収支にこだわらず、全国収支を重視し、自分が住む選挙区以外の有権者の投票行動に良い影響を及ぼすことを狙ったもので、また次期衆院選なども見据えた提案です。

この指針は、主として2種類のバーターから成ります。

■ 民主党支持者(民主党寄り無党派)―護憲派有権者間バーター(主に1人区)
■ 共産党支持者―社民党支持者間バーター(主に複数定数区)

29もある1人区での有権者選挙共同は特に重要で、有権者がバーター投票に応じたくなるような指針でなければなりません。3人区でも民主党候補を優先する必要がないとの提案は、次期衆院選なども視野に入れ、1人区に住む護憲派有権者のそうした動機付けを考慮、優先した結果です。

(4) 東京選挙区(改選数5)

「鈴木寛・保坂・山口先行」の表現で、民主党の鈴木寛氏がトップのようです。ここでも、野党候補の当選者数を最大化させる上で障害となる、民主党候補への票の集中現象が起きています。

「競る大河原・田村・丸川・川田」の表現で、4氏が4位と5位を競っている模様です。

民主党トップの票を他野党候補に回せば、自民の丸川氏を抜いて、野党3人当選の確率が高くなるでしょう。

与党系有力候補は保坂(自民)・山口(公明)・丸川(自民)の3氏だけなので、民主党2候補に投票しなくても、野党2議席は確実です。

■ 2007参院選――東京選挙区
http://unitingforpeace.seesaa.net/article/46770904.html

青 森(改選数 1)
山崎  力
自 民(現)
元総務副大臣
平山 幸司
民 主(新)
党県副代表
高柳 博明
共 産(新)
党県常任委員
渡辺 英彦
社 民(新)
元県議

群 馬(改選数 1)
山本 一太
自 民(現)
元外交防衛委員長
福田 晃治
国民新(新)
福祉団体代表
酒井 宏明
共 産(新)
党県常任委員

富 山(改選数 1)
森田  高
無所属(新)
医師
野上浩太郎
自 民(現)
元財務政務官
泉野 和之
共 産(新)
党県常任委員

石 川(改選数 1)
矢田 富郎
自 民(新)
元県会議長
一川 保夫
民 主(新)
元衆院議員
近松美喜子
共 産(新)
元金沢市議
浜崎  茂
無所属(新)
飲食店経営

福 井(改選数 1)
若泉 征三
民 主(新)
元衆院議員
松村 龍二
自 民(現)
元国土交通副大臣
山田 和雄
共 産(新)
元三国町議

和歌山(改選数 1)
世耕 弘成
自 民(現)
首相補佐官
阪口 直人
民 主(新)
党県副代表
国重 秀明
共 産(新)
党県常任委員

鳥 取(改選数 1)
川上 義博
民 主(新)
元衆院議員
常田 享詳
自 民(現)
元農林水産副大臣
市谷 尚三
共 産(新)
元養護学校教諭

島 根(改選数 1)
景山俊太郎
自 民(現)
党副幹事長
亀井亜紀子
国民新(新)
元衆院議員秘書
後藤 勝彦
共 産(新)
党県書記長

岡 山(改選数 1)
姫井由美子
民 主(新)
元県議
片山虎之助
自 民(現)
元総務相
植本 完治
共 産(新)
党県書記長
林  福治
無所属(新)
護憲団体代表
北川  誠
新 風(新)
新風県広報委員長

山 口(改選数 1)
林  芳正
自 民(現)
内閣府副大臣
戸倉多香子
民 主(新)
市民団体代表
吉田 貞好
共 産(新)
党県常任委員

徳 島(改選数 1)
中谷 智司
民 主(新)
党県副代表
北岡 秀二
自 民(現)
元文教科学委員長
花岡  淳
共 産(新)
党県委員

香 川(改選数 1)
植松恵美子
民 主(新)
温浴施設経営
真鍋 賢二
自 民(現)
元環境庁長官
近石美智子
共 産(新)
党県委員

愛 媛(改選数 1)
友近 聡朗
無所属(新)
元サッカー選手
関谷 勝嗣
自 民(現)
元建設相
田中 克彦
共 産(新)
党県常任委員

高 知(改選数 1)
武内 則男
民 主(新)
元高知市議
田村 公平
自 民(現)
元総務委員長
村上 信夫
共 産(新)
党県常任委員

佐 賀(改選数 1)
川崎  稔
民 主(新)
元日本銀行調査役
川上 義幸
自 民(新)
元副知事
中尾 純子
共 産(新)
元みやき町議

長 崎(改選数 1)
小嶺 忠敏
自 民(新)
元国見高校長
大久保潔重
民 主(新)
元県議
渕瀬 栄子
共 産(新)
元大瀬戸町議

熊 本(改選数 1)
三浦 一水
自 民(現)
元農林水産副大臣
松野 信夫
民 主(新)
元衆院議員
橋田 芳昭
共 産(新)
党県委員

大 分(改選数 1)
礒崎 陽輔
自 民(新)
元総務省参事官
松本 文六
無所属(新)
医師
矢野 大和
無所属(新)
元佐伯市観光大使
山下  魁
共 産(新)
党県委員
後藤 博子
国民新(現)
党女性局長

宮 崎(改選数 1)
外山  斎
無所属(新)
元参院議員秘書
小斉平敏文
自 民(現)
元農林水産政務官
長峯  基
無所属(元)
元総理府政務次官
東  治男
無所属(新)
元民放キャスター
馬場 洋光
共 産(新)
党県書記長
井野 元裕
共生新(新)
不動産業

鹿児島(改選数 1)
加治屋義人
自 民(現)
農林水産委員長
皆吉 稲生
民 主(新)
元連合県副会長
山口 陽規
共 産(新)
元日吉町議

北海道(改選数 2)
小川 勝也
民 主(現)
元総務委員長
;伊達 忠一
自 民(現)
経済産業委員長
多原 香里
無所属(新)
アイヌ史研究家
畠山 和也
共 産(新)
党道常任委員
千代 信人
新 風(新)
新風道代表
浅野 隆雄
社 民(新)
党道幹事長
羽柴 秀吉
無所属(新)
観光会社役員
荒川 昌之
無所属(新)
元会社員

新 潟(改選数 2)
黒岩 宇洋
民 主(現)
沖縄北方特委員長
塚田 一郎
自 民(新)
元衆院議員秘書
森  裕子
民 主(現)
拉致問題特委員長
山本亜希子
社 民(新)
元新潟市議
武田 勝利
共 産(新)
党県常任委員
楠原 光政
無所属(新)
石油販売会社社長

京 都(改選数 2)
松井 孝治
民 主(現)
元党政調副会長
西田 昌司
自 民(新)
元府議
成宮真理子
共 産(新)
党府委員
大城戸豊一
新 風(新)
新風府副幹事長

埼 玉(改選数 3)
行田 邦子
民 主(新)
元電通社員
古川 俊治
自 民(新)
医師
山根 隆治
民 主(現)
党県代表代行
高野 博師
公 明(現)
元環境副大臣
綾部 澄子
共 産(新)
党県委員
松沢 悦子
社 民(新)
元さいたま市職員
沢田 哲夫
国民新(新)
元さいたま市議

千 葉(改選数 3)
長浜 博行
民 主(新)
前衆院議員
石井 準一
自 民(新)
元県議
加賀谷 健
民 主(新)
元県議
白須賀貴樹
自 民(新)
歯科医
浅野 史子
共 産(新)
党県常任委員
本間  進
無所属(新)
元県議
青木 和美
社 民(新)
元中学教諭
岩渕美智子
国民新(新)
元宮城県部次長

神奈川(改選数 3)
小林  温
自 民(現)
元経済産業政務官
牧山 弘恵
民 主(新)
米国弁護士
水戸 将史
民 主(新)
元県議
松 あきら
公 明(現)
元経済産業副大臣
畑野 君枝
共 産(元)
党中央委員
和田  茂
社 民(新)
党県副代表
斉藤 幸子
国民新(新)
元志木市議
溝口 敏盛
新 風(新)
新風県副代表

愛 知(改選数 3) 補足
鈴木 政二
自 民(現)
官房副長官
谷岡 郁子
民 主(新)
中京女子大学長
大塚 耕平
民 主(現)
元党政調副会長
山本  保
公 明(現)
元総務政務官
八田 広子
共 産(元)
党中央委員
平山 良平
社 民(新)
党県副代表
柘植 雅二
新 風(新)
新風県代表
荒川厚太郎
共生新(新)
元会社経営
兵藤 高志
無所属(新)
元東浦町議

大 阪(改選数 3)
梅村  聡
民 主(新)
内科医
白浜 一良
公 明(現)
党幹事長代理
谷川 秀善
自 民(現)
元外務副大臣
宮本 岳志
共 産(元)
党府常任委員
白石 純子
国民新(新)
元全日空社員
服部 良一
社 民(新)
元機械製造会社員
上田 剛史
無所属(新)
元会社社長
林 省之介
無所属(新)
元衆院議員
大谷 義夫
無所属(新)
元飲食店経営

東 京(改選数 5)
鈴木  寛
民 主(現)
元党政調副会長
保坂 三蔵
自 民(現)
元経済産業副大臣
山口那津男
公 明(現)
党政調会長代理
大河原雅子
民 主(新)
元都議
田村 智子
共 産(新)
党都副委員長
丸川 珠代
自 民(新)
元テレビ朝日アナ
川田 龍平
無所属(新)
HIV訴訟元原告
杉浦ひとみ
社 民(新)
弁護士
中村慶一郎
国民新(新)
政治評論家
ドクター・中松
無所属(新)
発明家
沢田 哲夫
無所属(新)
会社社長
神田 敏晶
無所属(新)
映像記者
東条由布子
無所属(新)
NPO法人理事長
黒川 紀章
共生新(新)
共生新党党首
和合 秀典
諸 派(新)
政治団体代表
須田喜久夫
諸 派(新)
政治団体代表
又吉 光雄
諸 派(新)
政治団体代表
鈴木 信行
新 風(新)
新風都代表
マック赤坂
諸 派(新)
団体会長
新井 徹夫
無所属(新)
団体代表

太田光征

(7月24日改訂)

感情投票から熟議投票へ

7月 15th, 2007 Posted by take @ 10:55:44
under 一般 [6] Comments 

皆さんこんにちは。事務局の竹村です。

いよいよ参議院選挙本番です。9条護憲のため、この選挙での「平和共同候補」擁立をめざした「平和への結集をめざす市民の風」ですが、現実はご存知の通り、平和共同候補の擁立がかなわないばかりか、既存の共産党や社民党に対し比例区では9条護憲の確認団体「9条ネット」が出現するなど、護憲候補者は乱立、足の引っ張り合い・・という様相を呈しています。

このような状況を招かぬための「風」の運動だったのですが、力及ばず遺憾の極みではあります。

しかし何人(なんぴと)も公民権を有し、選挙に立候補することも、どんな人も応援することも自由です。私たちは、そのことに制限が加えられる世界こそ恐ろしいものであると考えざるを得ません。

しかし、自由な個人の自由な選択が「合成の誤謬」を生み出すことも、歴史が証明してきた事実です。小泉前総理の誕生やブッシュ大統領の誕生は、まさにその最たるものであろうと思います。

私たちはもはやこの教訓に学ばなければならないと思います。とりわけ日本の選挙制度は、衆議院では小選挙区、参議院では1人区が存在し、たくさんの死票を生み出す選挙制度になっています。比例部分もありますが、相対的に軽視されていて当選者枠は少ないため、こちらでもたくさんの死票が生まれます。

もっとも国民の意思が正しく反映する選挙制度は完全比例制なのですが、その制度から遠い日本の場合、民意を正しく反映しようとするならば、ただ思いのままに投票していてはダメなのです。

太田さんの新しい投票提案はこの問題に一石を投じる斬新なものだと思います。もちろん、今回の選挙で、これが見事に実現し・・というわけには行かないでしょう。しかし、この閉塞的な日本の選挙制度の中で「手も足も出ない」ではなく、手と足をバタバタ動かしてみることも重要では。

私自身も住んでいる神奈川の選挙区で、どういう投票がベストかを太田さんの提案を元に考えてみました。

http://blog.goo.ne.jp/h-take888/e/00b80036c4334f69d6d7c7299668b094

次には、東京選挙区、難しい千葉選挙区などを考えてみたいと思います。大阪選挙区や愛知選挙区も思案のしどころですね。

皆さんのご意見や、参議院選各地情報などもぜひお知らせください。